ノジマがアルバイトを執行役員に、女性三十代

【ビジネス報道】 令和三年十月一日に家電量販店のノジマ(7419.T1)は、新任の執行役として三十四歳の石原彩子を選任した。女性は外取に二名選任しているが、社内役員に女性が就任するのは今回が初めて。


彩子新・執行役は九月末までは雇用形態が「パートナ」という名称のアルバイト雇用。アルバイト雇用から社内役員に就任する事も、上場企業である同社のとしての初の事例となる。入社十六年目。「サービスイノベーション部」の部長を務める。


同社は経営理念として「全員経営理念」を掲げる。人材育成方針として「出る杭は伸ばす」をモットーとしている。雇用形態に関わらず、一人ひとりが経営者として考え、行動できる様な環境と育成方針が当社の特徴だ。ダイバシティという言葉が普及する以前より、雇用形態や年齢・性別・国籍にも左右されない柔軟な体制を採用。従業員の成長と会社の発展に寄与しているものと考えている。


以下が多様な人材活躍の一例。

  1. 取締役に当時三十二歳の新卒社員を抜擢(現三十三歳)
  2. 海外子会社の社長に三十代の新卒社員を抜擢(現三十六歳)
  3. シニア従業員の活躍;七十九歳の女性従業員が店舗で活躍、七十三歳のエースコンサル(販売のプロフェッショナルの役職者)、定年後は最長で八十歳まで雇用を延長
  4. 外国籍従業員の活躍;フィリピン国籍(入社四年目、店舗の部門リーダー、二十五歳)、外国籍の従業員は百三十四人が活躍
  5. コロナ禍で出向者の受け入れ;出向者のアイデアや意見も採用、「人材シェアリング制度」の導入


ノジマグループは、今後も人材育成に力を入れると共に、世の中の慣習に囚われず多様な人材が活躍できる環境をつくり、「顧客価値」強いては「企業価値」向上に繋げていく。


画像:㈱ノジマ

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