自由党・民進党・社民党の合流で政権選択選挙に

【政治報道】 自由党の小沢一郎(壬午)代表は、来る衆院総選挙に向けて政権選択選挙と成り得る様に動いている。野党共闘を超えた野党合流である。ニッポン ニュース ネットワーク(NNN)は、平成二十九年四月八日に自由党、民進党と社民党が意見交換を行い、三党の合流を含めている点を報じた。小沢代表、輿石東(丙子)前参院副議長と又市征治(甲申)幹事長が会談した。


報道現在で議席数は衆参で自由党が六、民進党が百四十五、社民党が四。自由党の山本太郎(庚寅)代表が命名したアッキード事件(森友問題)や今村雅弘(丁亥)復興大臣等の閣僚の諸問題で、安倍政権は支持率が下がり揺れている。それにも関わらず、野党第一党の蓮舫(丁未)率いる民進党への期待値は全く上がらない。これでは現状では衆院選に挑めない。そこで三党の実力者である七十四歳、八十歳と七十二歳が膝を突き合わせた。



<大宏池会で迎え撃つか

 当の自民党は大宏池会を目論む。安倍晋三(甲午)総裁は同党内で最大派閥の清和研(会長:細田博之)。総理になり離脱している。大宏池会は、宏池会(会長:岸田文雄)と為公会(会長:麻生太郎)が合流し、無派閥の議員を擁する谷垣Gと番町研(会長:山東昭子)を含むもの。大宏池会に成ると議員数が清和研を抜き、自民党の最大派閥として衆院選に臨める。六日に、麻生(庚辰)会長が谷垣(乙酉)前幹事長に合流に関する手紙を送った事が報じられた。


十一日に自由党の会見で小沢代表は、民進党の長島昭久(壬寅)衆議が離党届を出した点に対し、「自公か野党共闘。」を長島が選択明言してない事を確認し、略、流した。三党合流に事実上、ブレーキを掛けているのは又市幹事長(写真上)で、キーマンである事は間違いない。民進党は維新系の松野頼久(庚子)衆議が仕掛けた新派閥「創新会」の第一回会合を六日に開いた。弱体化する民進党内で主導権を狙う算段で、親小沢派だ。


 自公サイドは安倍政権の続投か大宏池会、野党サイドは共産党を含めた共闘か三党合流。衆議の任期は来年十二月。それまでの間で衆院選が実施されるのが予定されている。その時に三党が合流していれば、政権選択選挙と成り得るだろう。民主党政権は立役者の小沢代表抜きであった。陸山会事件から十年、歴史ある自由党に改名した事実は重い。自民党の田中角栄(戊午)派だった小沢代表が再び、政権交代の風を吹かせるか。


† 自由・民進・社民“3党合流”含め意見交換/Yahoo!Japanニュース

画像引用:25万部突破の『田中角栄 100の言葉』、今もっとも売れる政治家本に/PRTIMES

記事:金剛正臣×撮影:原田眞吾、岡本早百合、金剛正臣

0コメント

  • 1000 / 1000