映画『3月のライオン』後篇の初日舞台挨拶と人間将棋

【芸能報道】 平成二十九年四月二十二日に東京・六本木にて、報道現在で公開中の映画『3月のライオン/東宝、アスミックエース』の“闘いの前編”に続く“愛の後編”が公開され、初日舞台挨拶を行った。登壇したのは主演・神木隆之介(癸酉)、有村架純(癸酉)、倉科カナ(丁卯)、清原果耶(壬午)、加瀬亮(甲寅)、伊勢谷友介(丙辰)、前田吟(甲申)と大友啓史(丙午)監督の計八名。


作品の見どころについて神木は「衣装」と演じた零のファッションを挙げて、「僕が着るダッフルコートの色にも何種類かあって、シーンの雰囲気で色が変わっている。」と、演出面での細部の拘りを紹介。演技面では「前編・後編の間は少しだけ時が経っているという設定なので、後編では前編に比べて歩く速度や姿勢も変えました。それによって心に余裕ができ始めた感情を表現したかった。対局維持の姿勢やスピードにも注目して。」とアピール。


伊勢谷は「棋士の皆さんが緊張感を持って、人生を懸けて将棋を打っているのを感じた。そんな戦いのオーラから、この映画のファンになった。神木君じゃなければ、この役は出来なかったのではないかと思う。もう単なる一ファンのオジサンですよ。」と感想を述べた。清原と倉科は川本家での食事シーンをピックアップ。清原は「食事のシーンは休憩中から賑やかで毎日楽しかった。友達から『リアルに見えるよ』と言ってもらえました。」と。倉科も「食べる事は、生きる事や楽しむ事に繋がる。それが食事のシーンに詰まっている。」と述べた。


有村は川本家で起こる感情を揺さぶるシーンを挙げて「ひなちゃん(清原)がイジメに合いながらも、自分のやった事は間違っていないというシーンは胸がグッと苦しくなった。」と話した。大友監督は「ラストも、これで終わりというラストシーンではなく、これから始まるというラストにしたかった。それぞれのシーンが観客の皆さんの心に残って続いていくといい。」とメッセージを放った、


本作は六月に中国で開幕する「第二十回 上海国際映画祭」パノラマ部門への正式出品と史上初の二夜連続プレミア上映が決定した。また二十三日には山形・舞鶴山にて、「第六十二回 天童桜まつり」のメインイベント・人間将棋に、神木と大友監督がゲストとして参加した。武将スタイルの神木と大友監督が“神木武将”“大友武将”として登場し、神木が将棋を指す先手を決める“振り駒”の大役を担った。昨年三月より天童市(市長:山本信治)とコラボ企画を行っていた。


=ストーリー=

幼い頃に家族を亡くし、育ててくれた師匠の家をある理由から出て行き、ひたすら将棋を指していた高校生のプロ棋士・桐山零は、川本家の3姉妹と出会う。あれから1年、今年も獅子王戦トーナメントが始まったが、最高峰を目指す棋士たちに様々な試練が降りかかる。トップに立つ将棋の神の子と恐れられる宗谷名人でさえ、ある重大な秘密を抱えていた。一方、零が別れを告げた師匠の家庭は崩壊へと向かっていく。さらに川本家の3姉妹を捨てた父親が突然現れ、耳を疑う要求を突き付ける。強くならなければ、大切な人たちは守れない。

愛することを知った零の闘いの行方は--?


=クレジット=

監督: 大友啓史

原作: 羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)

脚本: 岩下悠子 渡部亮平 大友啓史

出演: 神木隆之介 有村架純 倉科カナ 染谷将太 清原果耶

佐々木蔵之介 加瀬 亮 伊勢谷友介

前田 吟 高橋一生 岩松 了 斉木しげる 中村倫也

尾上寛之 奥野瑛太 甲本雅裕 新津ちせ 板谷由夏

伊藤英明 / 豊川悦司


配給:東宝=アスミック・エース

映画公式サイト:3lion-movie.com

映画公式Twitter:@3lionmovie

映画公式Facebook:facebook.com/3lionmovie


画像提供:東宝㈱、アスミックエース㈱

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