菅 官房長官「もっと待機児童対策をやって欲しい。」

【政治報道】 平成二十九年六月四日に東京・九段下にて、『都知事選』に立候補予定の自民・中村彩(己巳)の総決起集会が開催された。都議会のドンと称された内田茂(己卯)の後継者である。五十一歳も若返る。応援に菅義偉(戊子)官房長官、丸川珠代(辛亥)五輪大臣、片山さつき(乙亥)参議と山田美樹(甲寅)衆議が登壇した。


菅官房長官は、「地方は国政と違って二元代表制です。」と始めた。都民が都知事と都議を選ぶ事を強調。強大な権限を有す都知事に対し「その知事をチェックする、チェックする役割が議会なんです。」と仕組みを説明し、「チェックできなくなるじゃないですか。(都知事に)言われた通りになってしまうんじゃないでしょうか。」と、小池百合子(壬辰)都知事が代表を務める都Fを牽制した。中村は小池塾生であったが都Fではなく自民を選んだ点を、チェック機能の観点より評価。




<自分の頭で考える力>

 先日、都知事が離党届を出した事について。「政治家の出処進退というのは、自分で決めるべきなんですよ、これは。」と声をその日一番で荒げ、「その基本の所を分からないんです。」と述べた。そして「もっと待機児童対策をやって欲しいんです。」と介護施設も併せて、都政で少子高齢化対策を進めて欲しい旨を懇願した。都議会に関しては「議会と対立する事はないんです。全面的に応援する事も明確に打ち出しています。」と訴え、都民にとってプラスになる施策の実施を望んだ。


丸川大臣は「失われた二十年間。日本の若い人達は、自分達の未来がどうあるべきかという事を真剣に考え抜いて、鍛えられて練れれて、自分達の未来をしっかり見据えて生きる世代が彼女達の世代。」と中村の世代の環境を説明。また人工知能(AI)の時代についても話した。「そんな時代に何が必要かと言えば、その時その時の変化に合わせて、自分の頭で考える力であります。」と、本質を突き現代の国民が弱い部分を指摘し、二十代の中村に期待した。


記事:金剛正臣×撮影:岡本早百合

0コメント

  • 1000 / 1000