不祥事を自民総裁として陳謝、巻き返し諦めず

【政治報道】 平成二十九年六月三十日に東京・東小金井にて、自民・安倍晋三(甲午)総裁が『都議選二〇一七』の立候補者の応援演説を行った。会場となった小学校には七百名の地元有権者と子どもが集まり、熱気に包まれた。冒頭、足を運んだ有権者に対し厚く感謝を示した。沢山の熱意に答えて行きたいと、今後の自民としての姿勢を示す。


前半は、アベノミクスを始めとした経済政策で得られた結果を有権者に伝えた。中小・零細の倒産件数は三割減。民主時代にマイナス五十五万人まで落ちた正規雇用を七十九万人プラスにしたと強調。本年度の新卒採用を九十八㌫までに引き上げた点に触れ、雇用に関しての実績があるとした。


自民には多くの問題が浮上している件を踏まえて、「四年間の都政をどうやって進めて行くのか話さなければいけない。色々な報道によって、こうした政策から遠ざかっている。(候補者は)悔しいでしょう。自民党総裁としてお詫びを申し上げます。」と本選で逆風になっている事実につき、有権者へ安倍は陳謝した。本選に求められるのは、身近にある地に足がついた政策とし、暮らし・安全な町作り・子育てと本来あるべき争点を訴えた。そして国と都が協力し、それらを実現する事を約束した。



 後半では特に人材に重点を置く。「日本人は人材です。人材の投資をちゃんとやっていきたい。人生百年といわれてますから、やり直しができる。もう一回、何かやろうかと思って、学び直しができる日本にしていきたい。何よりも大切な事は、どんなに貧しい家庭に育っても専修学校や大学でも行ける、皆が夢に向かって進んでいく事ができる日本にしなければなりません。」と、日本の未来のヴィジョンを語った。


また、野党時代に掲げた原点「日本を取り戻す」に回帰し、原点を胸に据える。誠実、丁寧、しっかりと言葉を連ねた。改革には、大胆に取組み結果を出す意志を示した。更に四年前の「参院選二〇一三」を引き合いに出し、情勢の巻き返しを諦めていない。本日に秋葉原で街頭演説を行う予定。最後は壇上を降り、最前列の有権者らとハイタッチをした。安倍と触れ合った少年は「もう両手、洗えないよ。」と感激していた。



実行力がある政党が政権を担い、行き過ぎた部分を他の党がブレーキを掛ける。バランスが大事である。都の政策は都民に直結するもの。政治に対し安易な判断を下すと、自身の生活が苦しくなる。皆が都政・都議会を良くしようとする事が最も大切だ。

投開票は明後日。


撮影記事:岡本早百合

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