「英・中銀の利上げ」でヤフコメ欄が経済学バトル(リカレント向き)

【経済報道】 毎日新聞は、令和三年十二月十六日に記事『英国の中央銀行「BOE」利上げへ コロナ危機後の主要中銀で初』を報じた。ヤフコメでは、経済学的なコメントが並んだ。報道現在における日本主権者の経済知識の一端が垣間見える。


同日から二日間に亘って日銀(総裁:黒田晴彦)は、金融政策決定会合を開いた。


経済学の正解は唯一、自国の好景気のみ。


それ以外の学術的正誤は何も意味を為さない。以下に主権者の経済学的コメントを列挙する。


=最多返信コメント=

今日本が利上げをすれば、住宅ローン等、基本的に借金ベースで経済を回している為、人々の借金が膨らみ、経済は更に低迷するだろうから、リスクが大き過ぎる。
利上げをしない場合も、ただでさえ円安なのに、更に円安が加速し、物価が上がる。
要するに既にスタグフレーション状態であるという事だ。失われた三十年で日本の価値は地に落ちた


以前はCPI総合指数でインフレかどうかの判断材料にしていたと思いますが、最近は食料品やエネルギ関連を除いたコアコアCPIをインフレターゲットの判断材料にしている様です
何が言えるかと申しますと、一般庶民の場合は食料品やエネルギ関連の費用が生活費に大きな影響を及ぼしています
それら食料品等ばかりが値上げされている現状と、消費者物価からそれらが除かれている計算方式によって、日銀が発表する「インフレしていません」という内容に国民の意識のギャップがあるよなとつくづく思います


既にスタグフレーション状態にあると言うご指摘ごもっともと思います。景気の悪化と物価の上昇を実感している人から多いのではないかと思います


利上げは住宅ローンだけじゃなくて企業の借り入れにも影響するから、そんな簡単な話ではない訳だが


金利は事実上、日銀が決めるもので、「利上げ」は、金利そのもの中央銀行が操作する金利は政策金利
政策金利は国によって異なるが
準備預金金利(イギリス)
翌日物コールレート(日本、アメリカも同種)
一週間レポ金利(ユーロ圏)
と基本的に短期金利を操作する

一方で短期金利を操作した結果 将来の物価見通し(将来の政策金利見通し)が変動して長期金利が変動する
この長期金利が上がりだしてから政策金利を上げるべきという話(イールドカーブのスティーブ化)
逆に長期金利が上がらないのに政策金利を上げるのは景気後退の前兆(イールドカーブのフラット化、逆イールド化)  


「利上げすべき」と言ってる人間は頭が悪過ぎて話にならない。各国中銀が利上げするのはインフレを抑制する為。詰まり住宅ローンに限らず、企業の投資意欲等も強力に鎮静化させるので、資金需要を抑制しインフレを制御出来る。
今の日本はデフレ、詰まり資金需要が全くない状態。ここで利上げ等したら経済が崩壊する。勿論この超低金利の常態化は銀行を逼迫させるので、早期に利上げ出来る局面に脱しなければならない。その為には日本もデフレ脱却し、インフレ経済に移行する事が最低条件となる。

処方箋は一つしかない。
それは日本政府の巨額の財政出動による有効需要の創出、及び減税である。それを妨げているのが財務省による「財政破綻論」であり、これを打破する事が一丁目一番地。
尚、今日本で起きているインフレはコストプッシュ型であり、本来あるべきインフレは「需要>供給」で起こるディマンドプル型である事を誤認してはならない


潜在成長率一%程度、消費者物価が前年度比〇%台後半とした場合、十年国債利回りが一.四%になると利払い費は九兆円台になり、十年国債利回りが二.七%に上昇するケースでは利払い費は十三兆円程度になる


経済に関して言えば、財務省が諸悪の根源。
社会保障費の増加に関して言えば、司法が諸悪の根源(倫理観の多様性を認めず、生存期間延長を絶対的善行として国民に強要していることによって、医療費・介護費が増加し続けている)
何れも国の機関の保身が、国の未来を奪っている


利上げって、筋トレのバーベルの重さを重くする事とも言える。日本には、筋トレのバーベルの重さを重くできる体力が残っていない


スタグフレーションって 一般的に悲惨指数(インフレ率+失業率)がどんだけ高いかと思うんだけど
日本より悲惨指数低い国なんてある?日本がスタグフレーションなら世界中スタグフレーションだろ


一つ言えるのは、十年後三十年後の日本を考えて行動できる政治家は居ないという事。
明治から戦後復興期までの政治家の様に、日本国の国家百年の計を語れる政治家はもう居なくなってしまった


利上げすべきというのは日本の事を言っているのでしょうか?
日本の様にインフレ率が低い状態で利上げするのは景気が更に悪化するだけですが、何の効果を見込んでの利上げ希望ですか?


日本の物価は上がっていない。給料も上がっていない。もっと言えば、インフレにさえなっていない。
今の日本の状態は単純にデフレです。今後、健全なインフレが出来なければ、デフレが更に進行し、世界と比較して貧しい国になっていくだけ。当然ながら、スタグフレーションですらない


欧米と日本の物価上昇率が桁違いって事を知らなそう。そして急激なインフレによる欧米と日本の庶民の生活苦は雲泥の差があるのも知らなそう。
「利上げ」って意味さえ知らなそう


日本は「金利が全く上昇していない」から利上げの必要なんかない。金利が上昇する時は、デフレを脱却して物価が上がり始めてる時だから、利上げは全く問題ない。
多分、長期金利と政策金利の違いもごっちゃなんだろうけど


政治と経済は一緒にしないと


家計債務比率といって、家計における債務比率を比較すれば、日本は世界でも低い方です。
又、住宅ローンの金利が大規模に上がる程のインフレなら、住宅価格が現在の関東圏以上に上昇します


日本で利上げの目的は?


言葉の定義すら分からずに用いる、こんなコメントがトップに来てるなんて恥ずかしい限りです。日本の物価はむしろ一%近辺です。むしろ景気の加熱が必要な状況であり、米英とはまるで違います。
個別の商品価格と物価の違いもわからず、前者だけを取り上げて「声高に物価が上がってる!」なんて、ああ恥ずかしい。まあ、もっと恥ずかしいのはこのコメント主と同じ様な事を大手マスコミでも言ってる事ですが。
経済学部一年生レベルの基本も分かってない。どれだけレベルが低いのだ、と  

利上げはいざ景気過熱した時に使う成長の為の貯金


日本だけがまともに三十年も経済成長しない中で利上げを見込む事さえできず、海外との金利差から更なる円安を招くというのは逃避できない現実になりそう


一方で、英国民統計局が発表した二〇二一年八~十月の平均賃金上昇率は四.九%と、市場予想(四.六%)を上回った様です


日本は利上げしたら国債の利払いが困難になるから利上げが出来ない。利上げしなかったら世界との金利差で円安になる。円安になったら物価が上がって消費意欲が減退する。
企業は物価上昇で儲かっても賃上げはしない


日銀もそろそろ金融引締めに入らないと、どんどん「円」の価値が下がってしまう。
黒田東彦氏の説では、円安でも日本企業の海外子会社の配当等が利益を齎す、との事だが、実際には海外で稼いだ金額は海外投資に消費されていて、日本には殆ど還元されていないのが現状。
それに、そもそも「配当」を当てにしている時点で、論理が弱い。常に配当が発生するだけの高収益を企業が上げ続けられるとは限らない


BOEが政策金利を〇.二五%にするのは,パンデミック初期の二〇二〇年三月以来である。
主要中銀の中で最初に政策金利を引き上げた理由としては,BOEが伝統的に物価上昇率を最重視して金融政策を決定する傾向がある事,及びユーロ圏諸国の景気指標に目配りしなければならないECBと異なり,「身軽」である点が挙げられるだろう


FRB連邦準備制度理事会の二二年インフレ対策(数次の利上げ計画)が明示され、各国が利上げに動き出した。九〇年代後半の様な環境が見える。新興国もコロナ対策で緩めた金融を引き締めに転換せねば資金流出(アメリカへの還流)を加速させる。中国の中銀の真逆の動きも警戒が必要だ。
では、黒田日銀はどうするか?放置すれば資金流出(株売り他)を加速させるだろうし、かといって、国内経済は利上げに動く環境にはない、利上げのショックは国民生活を直撃するので、政治的にも(参院選挙を控えている)無理筋だろう。日銀総裁の 次の一手に注目だ。

まさか、戦前金解禁で国内経済を不況のどん底に押し上げて農村経済を疲弊させて軍部横暴の引き金となった二の舞はしないだろう。最近の一連の食品価格値上げが主婦層の不満を買って来年の参院選挙を左右する危険もある。変動金利主体の住宅ローンが上がれば若壮年層の不満に火をつけて選挙に影響する


新しい産業を起こすためには起業しかない。国内が老人だらけで内需が弱く新興企業が成長できない日本


ただ、為替の反応を見ていると、思ったほどポンドが買われないのは、EU離脱の影響が根深く出て英国政府が考えている程英国経済の先行きに強気になれないって事なんでしょうかね


日本が早急にやらないといけないのは少子化対策。実際人口減って、老人ばかりじゃ衰退しかない。
沢山子供を産んでもらって、必要物資購入が増えて市場が上向きになる。それが経済に転嫁するのに時間が掛かるがそれをしなければ変わらない。
老人に金を掛けるのではなく、子供を産み育てる家庭にお金を流すべき。極端な話、子供を育てる資金を国が全て用意したら良い


日本国はコロナ後の世界でも周回遅れになっている事がハッキリして来ました。主要各国は昨年から大規模な財政出動を実施。その結果としてインフレ傾向が強まり金融引締めに舵を切り始めています。
日本はどうでしょう。大規模金融緩和は継続している物の、財政ではずっと緊縮のまま。金融でフルアクセル、財政でフルブレーキを踏んだままです


円安=インフレでは無いんですが、まあ輸入物価は上がりますね。リスクになる程の円安になるなら日銀の緩和の規模を下げるか、国債を増やすか、減税するか、幾らでも手が残ってます。
というか、やらないといよいよ追い込まれてきてますよって事ですね。それともこのまま何も一切なにもせずにお隣の国に我が国の全てを安く売り渡す積りなのか。って気がしてならない


日本も利上げしないと世界経済に置いてかれますよ。住宅ローンの変動金利がどうとかそんな事ローン組む時から分かってた事でしょ


さすがはアングロサクソンだな。連携してる。我が国もマイナス金利を止めないと、金利差により円安はどこまでも進行しますよ。アメリカの命令で容易に利上げはできないだろうが


会社や企業が従業員の金を社長や株主に抱き込み過ぎやろ。法律つくって儲けの何パー以上は従業員の給料にするってのをしてくれないと闇金より酷い金利で従業員の金奪ってるよな。労働の義務という名に一般市民の性善説も合わさって人生を懸けた奴隷制度には本当に怒りを覚える


マジで「利上げ」の意味を理解してないヤツらがコメントしてる。そして欧米は急激な物価高で庶民の生活の苦しさは日本の比じゃないのに「欧米は素晴らしい!!」「日本はとにかくダメだ!!」連呼。
立憲共産党が政権交代起こすなんて未来永劫不可能だよ。
立憲共産党支持層の経済音痴さは凄まじい


遂に利上げが始まった。アメリカでは〇.二五%の八回合計二%の利上げになると言われている。日本も嫌でも利上げせざるを得ない。
でないと円高が加速し原材料の価格上昇で更なる物価高を招きかねない。当然株は下がり年金運用益が減り年金維持の為には消費税増税も検討しないといけなくなる

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