舞台『北斗の拳‐世紀末ザコ伝説‐』のトークイベントで魅せたザコ愛

【芸能報道】 平成二十九年八月十四日に東京・新宿にて、コアミックス(代取:堀江信彦)は舞台『北斗の拳‐世紀末ザコ伝説‐』トークイベントを開催し満員盛況となった。同舞台は、昭和五十八年に連載開始した漫画「北斗の拳/武論尊」の三十五周年を記念する。舞台化は初で漫画は累計で一億部。


イベントにはプロデューサの川本成と加藤友誠、脚本家の川尻恵太、演出家の村井雄、公認宣伝大使のガル憎、出演者の寿里とキャベツ確認中が登場して同舞台の実質的な主役である北斗の拳のザコ達に関してトークを繰り広げた。初めに川本プロデューサはイベントを「ザコの魅力を呑み語る。」と酒を交えながらの展開に期待を込めた。来場者との乾杯は、ザコ達が嬉しさ等で思わず上げる歓声「ヒャッハーッ!」。




<ザコに関するフリップ形式で大いに盛上がる>

 川本・加藤の両プロデューサの働きにより、三月に集英社(代取:堀内丸恵)より同舞台の講演決定へと漕ぎ着けた。発端は遡る事、四年前になるという。北斗の拳の主役・ケンシロウ等へのイメージが既にファン毎にある点に加藤プロデューサは触れ、「ザコなら今、いけるのでは。」と考えた。現代を「一億総ザコ社会」と表現。パチスロ等の影響もあり、時代毎に新たなファンが付く点も指摘した。


フリップを使用したコーナーも用意され、「北斗愛」等の様々なテーマに出演者が想いを書き込んだ。「こんな北斗の拳はみたくない!どんな?」のテーマでは、川尻が「エンディングで(キャラクタ達が)踊る」やジブリが制作してユーミンが主題歌等と。「拳王様が、ひとりのザコにこっそり頼みごとをしました。どんな頼みごと?」にはガル憎が「ファミチキ買って来て」、キャベツ確認中のキャプテン★ザコが「第三のビール買って来て」と、豪奢な拳王とイメージとかけ離れている庶民的な答えで被せた。


稽古中の寿里は現場につき「稽古場は異種格闘技戦。食べ辛いバイキング。」と伝え、独特の舞台である旨を強調。「一日だけ死に方の授業があった。」と話し、同舞台のザコの見せ場である死に様の基礎を学び鍛錬する。ポイントは死ぬ時はエクスタシに近しいとの事。また原画を担当した原哲夫もビデオで登場した。そしてビジュアルも初公開した。二十四日にも同様のイベントを予定している。同舞台は九月六日から十日に後楽園「シアターGロッソ」で公演する。




尚、当日の映像は後日にGYAO!にて配信予定。


記事:荒田雅×撮影:金剛正臣

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