バンタンのパテシエ コースは鎧塚俊彦が監修、インターン先では仏ピエール・エルメ・パリも

【社会報道】 平成二十九年八月二十六日に食のデザインスクール、レコールバンタン(代取:石川広巳)が『一夜城 Yoroizuka Farm ツアー』を実施した。来年四月に同校は鎧塚俊彦(乙巳)が監修するパティシエ コースを開講する。同ツアーは本コースへの入学・編入を検討する学生と保護者向けに行った。目的は一流パテシエの現場や技術を体験する事。


ツアーのポイントは、東京・恵比寿の同校から京橋の「ToshiYoroizuka TOKYO」を店舗見学し、神奈川・小田原まで移動して鎧塚シェフによる体験授業(タルト制作)、厨房見学、農場見学(ブルーベリー、アップルミント等の収穫)、土産購入を経て記念撮影となった。


店舗では参加者の目の前でシェフがスイーツを作り、ゲストへ提供する現場を見て学び撮影もした。販売しているスイーツや店舗を隅々まで学んでいた。本コースではグラン パティシエを目指す。パティシエの最上位の事だ。このグラン パティシエは一人一農場を持つという。スイーツの素材への拘りからくるもので、同校は鎧塚シェフの一夜城の近くに生徒用の苺農場を設ける予定。講義では鎧塚シェフと弟子の吉田勝彦が東京・大阪校で教壇に立つ。


特に人を育てるマインドに重点を置く。働きながら学ぶインターンも用意。「ToshiYoroizuka TOKYO」で在学中に現場を知れる。更に「パティスリー界のピカソ」と呼ばれるピエール・エルメ・パリとも契約。パリの店舗にもインターンできる。業界の世界的巨匠から学べる世界で唯一のコースであろう。東京・大阪で各二十名を募る。



机上だけでなく現場も

 バンタンGはクリエイティブ分野に特化している。通常の営利法人であるが、その点が奏功し自由なカリキュラムを組んで、現場を体験させる教育を重視している。資格よりも実力養成がバンタンGであろう。ファッション等では在学中に東京コレクションやNYコレクションを体験させ、未来の現場力あるクリエイタを輩出する。ハイムも幾度も同社を取材してきたが、教育姿勢に一目を置いている。今回のパテシエコースも日本が誇る鎧塚が監修とあって、大いに期待ができるだろう。


尚、本コースの特徴は以下の七点。

  1. ここでしか学べない技術力
  2. 材料学+味の美学
  3. ビジネス+デザイン
  4. Farm(農園)実習
  5. イベント、産学連携
  6. 現場実習、海外研修
  7. 特別授業

画像提供(最上部):㈱バンタン

撮影記事:金剛正臣

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