【芸能報道】 平成二十九年八月二十七日に東京・渋谷にて、AMGエンタテインメント(代取:吉田尚剛)は映画『女優闘牌伝 aki-アキ-』のDVD発売記念イベントを行った。プロ雀士・二階堂亜樹(辛酉)役を演じた岡本夏美(戊寅)がトークショーとDVD引渡会を行った。途中、本作で麻雀指導をしたプロ雀士・馬場裕一(乙亥)も登壇し会場を沸かせた。
初めに映画初主演だった感想を聞かれ、「麻雀の大変さを感じた。」と夏美は答えた。実在人物を演じる事も初めてであった。クランクイン前には亜樹の試合を観に行き、「こんなにクールで格好良い女性がいるんだ。」と愛称“卓上の舞姫”に驚きを隠せなかった。作中での自模やと打牌等の打ち方は、本作の空気感を作る重要な要素。麻雀初心者の夏美は幾度も亜樹が打つ動画を見て学んだ。練習を積み、一部をできる様になった。
途中登壇した馬場(写真上)は、小手返しで音を鳴らす箇所を挙げて「結構、運動神経が良い。」と夏美を褒めた。馬場は麻雀指導の際に知識等よりもフォームに重点を置く。夏美の集中力の高さも相俟って「麻雀プロにスカウトしたい。」とまで言わせた。馬場の眼には“教え込みたい”という欲求が垣間見えた様であった。
<女優としての進化が始まる>
夏美は本年に高校を卒業した。先月は誕生日で十九歳になったばかり。女優としての仕事の環境が変わった点も伝えた。二十二時以降でも仕事ができる様になった事に関しては「年、とった。でも嬉しい。」と。そしてオファの内容も「立て続けに成人の役が増えた。私の中では新しい一歩。」と、女優業としての分岐点の時機を自覚しており、求められる役作りの職業を予め学んでから臨んでいるという。
夏の想い出を問われ、家族旅行を挙げた。京都に行った際に二条城で開催していたイベント「絵画の舞台 ~〈黒書院〉一の間・二の間の障壁画 ~」に触れ、明治時代の端緒となった大政奉還に感銘を受けた旨を話した。本年は大政奉還から百五十周年。二条城の一・二の間にて、時の将軍・徳川慶喜(丁酉)が大政奉還を表明した場所だ。その絵画を夏美は鑑賞し、百五十年前の大政奉還に思いを馳せた。
女優としての可能性を益々感じる一節であった。
記事:荒田雅×撮影:金剛正臣
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