民進代表に前原誠司を選出、打倒自民で総理大臣を狙う

【政治報道】 平成二十九年九月一日に東京・芝公園にて、民進党は『二〇一七年民進党臨時党大会』を開催した。本大会で、七月二十七日に辞意を表明した蓮舫(丁未)参議の後任を決めた。


候補者は前原誠司(壬寅)元・外務大臣と枝野幸男(甲辰)元・官房長官の二名。結果は、五百二ポイントと三百三十二ポイント、内八票が無効票。前原が百七十ポイント上回り勝利し、代表に選出された。今回の代表選は蓮舫が任期途中での辞任。従って、「民進党規約」第十二条第五項により、前原は平成三十一年九月末日迄の任期となる。



<野党第一党の支持率を取戻す> 

 会見では冒頭、会見の遅延に謝意。大会での代表挨拶で前原が「投票結果を聞いて、厳しい船出だ。」と発言した事への真意を報道各社が問うた。「今回の投票結果で、厳しい党運営になるのではないかと申し上げたのは、白票の多さですね。白票が多かったっていう事については、これは大変厳しい党運営になるんではないか。」と述べた。人事は、これから考える。今後は新たな体制をしっかり決め、再び政権交代の高みまで持っていく、その点に力を注ぐ意志を示した。


目指すべき社会像は、枝野と共通点があると話した。「All for All」と「お互い様の支え合い」が両者が選挙中に訴えていた事。再分配をより重視して多くの国民の持っている不安を解消し、新たな社会の好循環を作っていく社会像が酷似していると指摘。今後、枝野のポジションについては「しっかりと枝野さんには関わって頂きたいと、それが正にノーサイド、挙党一致体制。これを築く事になる。」と、枝野と共に力を合わせ党の再起を図る。



安倍政権と闘う

 ハイムは当たり前の質問を投げ掛けた。「総理大臣を狙いますか。」という問いに前原は「はい。野党第一党の党首というのは、次の総選挙で政権交代を狙う。即ち、総理大臣になるという積りで今回の選挙に出させて頂きました。新代表にならせて頂いて、その気持ちで今後、取組んでいきたいと考えております。」と、安倍晋三(甲午)内閣総理大臣と闘う姿勢を示した。


今後、自らのプレゼンテーションを含め、党内全体のPR(広報)について、抜本的な見直しを検討する。政党圧力を受けづらく拡散力のあるWeb媒体を受け入れるか否かが、同党を左右するかもしれない。従来通りの方法では、自公に勝る事は難しいだろう。九月一日に、安倍へ挑むチャレンジャが生まれた。有言実行となるか。


撮影記者:岡本早百合

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