IN-PROCESSの2018S/Sコレクションはトロピカル・アマゾン・トライバル

【高級ファッション報道】 平成二十九年八月三十一日と九月一日に東京・恵比寿にて、ファッション ブランド『IN-PROCESS/ホールオハラ』は二〇一八春夏コレクションを報道向けに公開した。デザイナはスティーブン・ホールと大原由梨佳。両名共に英・ロンドン「セントラル・セント・マーティンズ美術大学」を首席卒。由梨佳はバンタン出身。夫婦のブランドだ。


ブランド名は“進行中”の意味。今季のテーマは「洗練されたトロピカル」。コレクションはテーマのトロピカルにアマゾンとトライバル(民族的な幾何学)の要素を入れた。テキスタイルのベースは、プリント柄や刺繍、JQ織等。エレガントなシルエットとクリエイティブなカッティングを組合せ、スポーツとモードを加えた。シルエットに関して由梨佳は「シンプルでベーシックなものをベースにしているんですけれども、少しクリエイティブなタッチを入れたもの。」と述べた。



織り技術「カットジャガード」は、敢えて糸を残す。柄の糸は「トリアセテート」を使用している為、軽くも張りがあり、光沢感・高級感を出している。三色あり青系が一番、光沢感があった。


これを「アマゾン柄」と呼ぶ。モードな民族だ。葉でトロピカル要素とトライバルをミックスした。


モッズコートは、テンセル百㌫の生地にトライバルの刺繍を施している。シルエットを蚕等の繭を意味する「コクーン調」に作っている為、生地の軽やかさとオーバーサイズの雰囲気が特徴的。


『IN-PROCESS』の主要ターゲットは三十代・四十代だが、顧客は二十代から七十代までと幅広く支持をされている。その点につき「柄は結構、インパクトがあるんですけど、作りは割りとベーシックにしているので。」と由梨佳は話した。高齢の顧客はプリントのワンピース等を選ぶそうだ。尚、本ブランドは「パーム メゾン ストアー」等で購入できる。


撮影記事:金剛正臣

画像提供:㈱デペッシュモード

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