ZMPが自動運転の開発向けに「公道実験支援パッケージ」を販売開始

【ビジネス報道】 ZMP(代取:谷口恒)は、平成二十一年より自動車メーカや部品サプライヤ、大学等に自動運転技術開発向け「RoboCarⓇ」シリーズを販売してきた。平成二十九年八月三十一日に自動運転技術を用いた『RoboCarⓇ MiniVan』を使った公道実験支援パッケージの販売開始を発表した。将来のモビリティサービスの開発・検証のニーズに対応する。


本パッケージは、二十七年から販売してきた市販車ハイブリッド ミニバンがベース。自動運転技術開発プラットフォーム『RoboCarⓇ MiniVan』に周囲をセンシングするレーザスキャナや単眼・ステレオカメラRoboVisionⓇ、GPS、慣性センサ、取得したセンサデータを統合し自動運転を行うAIを搭載した車載コンピュータIZACⓇ等をシステム構築した。


本パッケージは、二十六年から開始した公道実証実験の実績・ノウハウを集約している。技術アドバイスや実施計画の運用サポート、走行時のドライバとサポートカー走行についても要望に応じる。想定する活用シーンは、過疎地域でのモビリティ サービス提供に向けたサービスの有効性確認を目的とした実証実験、応用サービス分野等と公道での自動運転の実験を要望する様々なシーンへ幅広く適用できる。


公道実験の実績地は愛知、神奈川と東京。昨年からは東京・台場での公道実験を強化している。特に交通量の多い環境においての、レーンキープや最大四車線に亘るレーンチェンジ、工事中レーンへの対応、信号認識と直進・右左折、前車追従、歩行者認識による自動停止等と自動運転に必要な技術を蓄積している。技術サポートやカスタマイズ開発等を提供する。


参考となる価格は以下の通り。

実験例:約5kmの公道コースで自動運転サービスの実証実験支援 (車両・機材、ソフトウェアは購入、実証実験の期間は 1 週間程度の場合)
価格例:8,000 万円(税別)~

画像提供:㈱ZMP

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