演者はザコ熱MAX、奇声が飛び交う舞台『北斗の拳』

【芸能報道】 平成二十九年九月六日に東京・水道橋にて、コアミックス(代取:堀江信彦)は舞台『北斗の拳 ‐世紀末ザコ伝説‐』のゲネプロを報道陣向けに公開した。原作は「週刊少年ジャンプ/集英社」の黄金期に一世風靡しアニメ化された「北斗の拳/武論尊」。三十五周年を記念する舞台化は初となった。


本舞台はオムニバス形式の数幕で様々なザコを描く。ザコ役は一役ではなく、数役のザコを演じる。日替わりでゲスト ザコも用意。台本無しのアドリブ演出をゲスト ザコは務める。そして北斗四兄弟のジャギも登場。舞台を盛上げる。また公演後にはアフタートークも実施する。公演日程は六日から十日まで「シアターGロッソ」にて。更に本舞台のDVD発売も決定した。六日から予約を受付け、来年二月末に発売する予定だ。本舞台の上演に併せて、GYAOにて特集ページを公開中。制作発表やイベント等の特別映像とアニメ「真救世主伝説 北斗の拳」五部作も無料で配信している(報道現在)。



 本舞台は観客との一体感を意識。ザコが所狭しに動き回る。特徴的なザコの声の出し方は、演者全てのボリュームがマックスでパワフルな舞台だ。ゲネプロを終えたメインザコの演者達は、意気込みを述べた。磯貝龍虎(丁卯)は「まだまだ、もっとフルスロットルでガチガチに上げていける所もあって、良いゲネだった。もっともっとザコらしさ、北斗の拳の世界観を大事にして、それを更にもっと上に行ける様に切磋琢磨して頑張りたい。」と。寿里(辛酉)は「色々、細かい所で修正点はありますが、お客様に楽しんで貰える様に一生懸命頑張ります。」と。



林野健志(庚申)は「今まで経験してきた舞台と全く違う。これが北斗の拳だという事が凄く伝わる。」と。紅一点、A応Pの水希蒼(丙子)は「オープニングで凄い格好良いダンスをするので、もっともっとパワフルに表現したい。女ザコとして世紀末を女が生き抜いたっていう、凄いパワフルな女だと思っているので、もっともっとパワフルさを表現していきたい。」と。オープニングでは、クリスタルキングのムッシュ吉﨑(戊子)とA応Pが「愛をとりもどせ!!」を魅せる。


そのムッシュは「一九八三年、漫画から始まりまして。八十四年にテレビアニメになりまして。三十数年経ちまして初舞台。本当に何千回と歌っているんですけれども、この緊張の度合いは並大抵じゃない。孫、娘の世代の方達と一緒にやれるっていうのは、本当に感謝しています。有難う御座います。」と、三代を跨ぐ原作と本舞台に感無量であった。ジャキ役を演じた角田信朗(辛丑)は「息子に賢士朗、娘に友里亜と名前を付けた。子ども達二人が僕よりも先に原作者の原哲夫先生と偶然出会った所から、僕と原哲夫との友情がスタートしまして。」と北斗の七星の縁に気概を込めた。


©武論尊・原哲夫/NSP 1983, ©北斗の拳ー世紀末ザコ伝説ー製作委員会2017 版権許諾証GP-907

撮影記事:金剛正臣

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