電通ら四社が「ロシア・イン・ジャパン実行委員会」を立上げ

【社会報道】 電通(4324.T1)とロシアの世界的天然ガス企業「ガスプロム(GAZP.MM)」の子会社でガスプロム・メディアHD(CEO:ドミトリー・チェルニシェンコ)は、平成二十九年九月に東京急行電鉄(9005.T1)と日本経済新聞社(代取:岡田直敏)の二社を含む四社にて 『ロシア・イン・ジャパン実行委員会』を立上げた。


本実行委では、日露文化交流プロジェクトを推進する。ガスプロム・メディアHDは、映画やテレビ等の分野で豊富なメディアやコンテンツを保有している ロシア最大のメディア企業だ。同プロジェクトは、二十八年十二月十五日と十六日の日露首脳会談に関連し、電通とガスプロム・メディアHDで合意した「戦略的協力に向けた覚書」に基づくもの。 


 同プロジェクトの目的は、来年の日露文化交流年(日本におけるロシア年)を契機に、日本においてロシア文化の理解促進を図り、両国の親善と事業機会の創出を行う事。実施期間は来年一月から新元号五年三月までの約五年間。本年年はプレ期間と位置付けている。これまでも芸術性の高さが知られていたクラシック音楽やバレエに加えて食、ファッション、テレビ番組、映画、スポーツを展開する。幅広いロシア文化の魅力を「東急G」の文化施設を始めとする様々な場所での展開を予定している。また同プロジェクトを通じ、これまで日本で知られていなかったロシアの人々の日常生活や価値観についても伝える。


プレ期間である本年の目玉企画として、九月二十六日から二十九日に渋谷・Bunkamura オーチャードホールにて「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 二千十七(既報)」を実施する。この芸術祭には、ロシアを代表するヴァイオリニストのワディム・レーピン(辛亥)やロシア最高峰のバレリーナであるスヴェトラーナ・ザハーロワ(己未)が出演する。両名には今後、同プロジェクトにおいて重要な役割を担う。


写真:『ロシアの季節(セゾン・リュス)』『トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017』の記者会見にて、ロシア副大統領(中央女性)と

撮影:金剛正臣

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