百合子代表「五輪成功に向けた準備を都知事として進めていきたい。」と衆院出馬を明確に否定

【政治報道】 平成二十九年九月二十七日に東京・新宿にて、新党『希望の党(代表:小池百合子)』は設立会見を開いた。衆議は細野豪志(辛亥)元・環境大臣、松原仁(丙申)元・国家公安委員長、長島昭久(壬寅)、若狭勝(丙申)等、参議は中山恭子(庚辰)前・日本のこころ代表、行田邦子(乙巳)等の計十四名の国会議員が登壇した。


百合子代表は「正に日本をリセットする為に希望の党を立ち上げます。」と設立趣旨を述べた。特に“しがらみ”を幾度も出し、自公政権に対する“しがらみ”政治を忌避した。同党は地方分権を掲げ、全国で立候補者を擁立する見込み。首班指名は総選挙後で「全て終わってから考えていきたいと思っております。」と、報道現在で同党の役職が代表しかない旨を伝えた。


また総選挙を「ここは改革のチャンスであります。」と語気を強めた。同党を寛容な改革保守政党と位置付ける。綱領も発表した。以下の六つの理念を盛り込んだ。


  1. 寛容な改革保守政党
  2. 国政の情報公開
  3. 希望と活力の生活基盤
  4. 現実的な外交
  5. 持続可能な社会基盤の構築(東京改革を全国に)
  6. 国民の多様な生き方



<民進・自由を吸収合併か>

 細野衆議は「本気で政権を獲りに行く。」と政権を奪取する旨を強調した。若狭衆議は「新たに女性の力で。視点、観点で。」と、同党からの女性立候補者の擁立を伺う。中山参議は登壇した国会銀を念頭に「既存の党に収まりきらない方々。」と表現。


民進・前原誠司(壬寅)代表が希望者について『希望の党』からの立候補を容認する旨を、同日に報道各社が伝えた。先の仏・総選挙におけるマクロン新党に同じ戦術である。民進は自由(代表:小沢一郎、山本太郎)との合流も模索中。民進は事実上の一部ないし全部が『希望の党』へ合流となる。注目された小泉純一郎(壬午)元・総理は『希望の党』に不参加という。



女性活躍のイベントは欠席

 都知事と代表を兼任する理由につき「都政を更に前に進めていくには、国政も変えていかなければならない。」とした。「しっかりと都知事としての役割を果たし、これからも二〇二〇年のオリンピック、パラリンピックの成功に向けた準備を都知事として、しっかりと進めていきたい。この様に考えております。」と記者からの総選挙出馬の問いに対して、都知事続投を明言。


だが同日に毎日新聞が報じた記事「希望の党 小池氏、知事の公務相次ぎキャンセル」の通り、百合子都知事は都政メイン政策の一つである「女性活躍」に関するイベントを欠席する。総選挙まで、ないし選挙結果次第では、更なる都政イベントへの欠席が予測される。


画像引用:TBS NEWS のライブ ストリーム

記事:金剛正臣

0コメント

  • 1000 / 1000