『第四十八回 衆議院議員総選挙』投開票日

【政治論説】 本日が五年近くに及ぶ安倍政権への審判の日。今後、二、三年を更に任せるか否かを主権者の国民に問う日。同時に三権の一角、司法の最高裁裁判官の半数の是非も問う。一院の立法府と司法府を本日に問う。

司法の方は、選挙公報に最高裁で如何様な判断を下してきたかが掲載されている。ポイントとしては、全員一致でないものに目を通すと、その裁判官の考え方を一つ知れるだろう。罷免したい者のみに×を記す。

立法の方は、政党を選ぶ比例区と個人名を選ぶ小選挙区。選挙期間中の演説やニュース、候補者のブログ等から各有権者が判断する。比例区と小選挙区の片方ないし両方を棄権する事もできる。

幾ら前日までのニュースが情勢が決した様でも、実際は当日の午後からが山場だ。今までの選挙で分かる通り、期日前投票は一部で大概が当日の午後に足を運ぶ。近年は締切時間の二十時近くの投票数も増えている。候補者は二十時までは安心できない。

友達を誘う、家族を誘う、知人を誘う、そんなちょっとした行動で選挙結果は変わる。ポイントは投票率。特定の政党を指示しない無党派が動けば動く程、報道機関の予測がどんどん外れていく。

何か動かしたい時、真に力を持っているのは、無党派層。現状を維持したい時、無党派層が動かなければ、組織票が力を持つ。詰まり、動かしたいか、動かしたくないかを決めるのは、この国では無党派と呼ばれる政治に消極的な者なのだ。彼等は不思議と連絡を取り合う訳でもなく、同時に大多数が動く。そんな不思議な現象が起きるか否か。
本日二十時からの報道番組で分かる。

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