安倍総理が秋葉原で最後の訴え、報道機関へ野次も|衆院選2017

【政治報道】 平成二十九年十月二十一日に東京・秋葉原にて、自民党(総裁:安倍晋三)は『第四十八回 衆議院議員選挙』の最終演説を行った。東京一区からは山田美樹(甲寅)が立候補している。応援には麻生太郎(庚辰)副総理兼財務大臣も駆け付けた。安倍総裁(甲午)としては「都議選二〇一七」からのリベンジとなる。

安倍総裁は国防の話しから始めた。北朝鮮の脅威に「強い外交。」で対話を促す事を訴えた。特に『平和安全法制』により自衛隊と米軍で共同訓練を行っている旨の正当性を伝えた。次に、これまでの五年間の実績をアピール。前・野田政権等と比較して安倍政権が三本の矢で成果を出した点を強調した。GDP五十兆円の増加や就職率増加を挙げ、政策を確実に実行している点を力強く述べた。

更に新たな政策として全世代型の社会保障に挑戦する点を語り、消費増税の文言は控えたものの、増税への同意を求めた。



<実力主義へ>


 麻生副総理は希望の党(代表:小池百合子)と立憲民主党(代表:枝野幸男)に触れ、希望は当日の二十二時から百合子代表(壬辰)が都知事としての公務でパリに出張する点を挙げ、投開票日に日本不在である点と政権交代を掲げたにも関わらず百合子代表が衆院選に出馬しなかった点を指摘。立憲については、管政権が名前を変えただけと一刀両断した。

美樹候補は男女の別なく、何れ実力主義に社会が向う点を訴えた。


現場の秋葉原駅ロータリ周辺は親安倍総理の聴衆が内郭を固めていた。反安倍総理の聴衆は外郭や「アキバブリッジ」から野次を飛ばしていた。演説会の前後では、偏向報道のプラカードを持った一定数の集団が報道エリア周辺に陣取った。野次の対象はTBS、テレビ朝日と朝日新聞。特にTBSへの当たりは強く「腕章、見せろ。」「偏向報道、止めろ。」等と野次を飛ばし、「TBS帰れ」コールが一時、鳴り響いた。選挙時、野次の対象は報道機関にも及び始めた。


記事:金剛正臣×撮影:岡本早百合

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