松岡茉優の映画『勝手にふるえてろ』記者会見に九十媒体|TIFF2017

【芸能報道】 平成二十九年十月三十日に東京・六本木にて、映画『勝手にふるえてろ/ファントム・フィルム』の記者会見が「TIFF二〇一七」内で開かれた。本作は日本からのコンペ部門出品二作の内の一作。会見には映画初主演の松岡茉優(乙亥、写真上)、渡辺大知(庚午)、石橋杏奈(壬申)、北村匠海(丁丑)と大九明子(戊申)監督の計五名が登壇した。


原作は十三年にデビューし、中編小説「蹴りたい背中/河出書房新社」で第百三十回 芥川賞を受賞した作家・綿矢りさ(甲子)。会場にはカメラマン、記者合わせて九十の媒体が集まる程。本作への注目度が伺えた。


朋子監督(写真上)は「二十代の頃に閉じ込めてきた思いをブチかますように(脚本を)書いて、三年間付き合いのある松岡茉優なら大丈夫、とプロデューサ陣を説得していった。」と主演が決まる迄の経緯を説明。監督曰く、「私はラブコメと思って撮っていないんですよね。」と自身の世界観を溢した。


主演の茉優は「普通の女の子を普通の物語の中で演じました。この普遍的な物語が、東京国際映画祭を介して世界の女の子達に届く事を願っています。世界中にいる“ヨシカ(主役)的”な女の子達に届いて欲しいです。」とコメント。


初の主演映画について、「ヨシカは一人相撲の人。一人で長台詞を喋って、その中で感情の起承転結を付けていくという事に最初は凄く戸惑いました。演じている内に、仕切りたがりな性格のせいか気持ち良さに変わっていったんですけど。映画初主演という事で略全シーンに出ているんですが、撮影中はきゅっと殻に閉じこもってしまいました。でも終わってみると贅沢な時間だったなと思います。」と撮影を振り返った。


記者からの注目も高い本作は十二月二十三日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラスト シネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー。


=あらすじ=

24歳のOLヨシカは中学の同級生「イチ」へ10年間片想い中! そんなヨシカの前に、突然暑苦しい会社の同期「ニ」が現れ告白される。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、ニとの関係にいまいち乗り切れない。ある出来事をきっかけに「ひと目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうとおもったんです」と思い立ち、同級生の名を 騙り同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが・・・。


撮影記事:岡本早百合

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