若者達が兵庫『西宮市長選』の三候補へダイレクト質問

【政治報道】 令和四年三月二十七日に兵庫『西宮市長選』が実施される。二十日告示。自民・立憲・国民支持の元衆議・石井登志郎(辛亥)市長、無所属の元県議・吉岡政和(甲寅)と維新公認の元県議・増山誠(戊午)が立候補している。前二者は「氷河期世代・前期」、後一者は「氷河期世代・後期」。


十八日に高校生や大学生の若者が三候補へ取材し、翌十九日にYTで限定公開した。若者が直接に候補者へ公開質問した。制限時間は三十分だった。地方自治は「民主主義の学校」と言われている。称えるべき案件。「(A)今自身が二十代の学生なら、西宮市や市長候補者に言いたい事は?」や「(B)四年の任期内で若者に約束できる事」等を聴いた。



<若者と対等に寄り添えたか>

 石井市長はAにつき、「テニスコートを安くしろ。」と、スポーツ系の公共施設が平日はガラガラであるので、若者へ安く提供して欲しい旨を伝えた。Bにつき、「若者が街の人達と何か良い取組みをするのであれば、それに対して補助する事業を拡げようとしています。」と答えた。従来の“市政参加”を条件とした補助事業と一線を画す。自由な地域・学生活動を後押ししたい。


吉岡元県議はAにつき、「(阪神・淡路大震災等で)しっかりとしたリーダーシップを発揮できる市長さんは必要なのかな。」と、質問の趣旨とは異なる事を答えた。Bにつき、「若者が回遊できる様な街づくり。」と答え、併せて「正にこういう機会を拡げていきたい。良い質問です。」と若者の意見を聞く姿勢を見せた。


増山元県議はAにつき、「奨学金を免除してくれないかな。もうちょっと、お金が無い家庭にも優しい行政を求めますね。僕だったら。」と、公約である“親の所得較差を子の教育格差に繋げない”とリンクさせた。Bにつき、「将来に帰ってきたいと思える西宮市を創りたい。実際に子育てをする時になったら、西宮市に帰ろうかなって思って頂ける様に。」と答えた。



報道現在で三動画の再生回数は一千超。四年前の同市長選では、次点との差が僅か百八票だった。今回の再生回数は少なくない。選挙に行く理由が無い若者・若手を味方にできると、勝利が手堅くなる。地方自治では顕著だ。他の自治体の若者も参考にすべき案件だろう。


地方自治の大決戦『統一地方選挙』は来年。


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