【スポーツ報道】 平成二十九年十一月二十九日に開催されたパラリンピック関連イベント(既報)にてX JAPANのリーダであり、作曲家、プロデューサ、そしてアントレプレナ(企業家)として世界で活躍するYOSHIKIとパラアスリート五名が登壇した。イベント中にはパラ柔道も披露した。
大会に向けた想いを選手たちはフリップで綴た。 水泳の一之瀬メイ(丁丑)選手は「表彰台」、陸上競技の高桑早生(壬申)選手は「全ての人に感動という東京土産を」、来る東京大会で初の競技入りとなったバドミントンの豊田まみ子(壬申)選手は「世界中の人々に勇気と感動を」、車いすバスケットボールの古澤拓也(丙子、写真上)選手は「最高の舞台で最高のバスケットを魅せる」、柔道の正木健人(丁卯)選手は「優勝してパラ柔道の魅力を伝えたいです。」とホスト国の選手として想いを示した。
<限界に挑戦していく姿>
YOSHIKIは「千日後、どの様な形でパラリンピックに関わっていたいか。」という問いに対して「『X』。そして『Nothing is impossible』と書きました。今回、東京二〇二〇組織委員会の『ONE TEAM PROJECT』に参加させて頂いている事から、今回のセレモニに招待頂きました。僕は音楽を通じて世界中の方達と繋がっています。国境や人種を超える、というのは音楽に限らず、スポーツに関しても共通だと思います。やはりパラリンピックの選手達が困難な状況にも関わらず、自分の可能性を信じ、限界に挑戦していくという姿にはとても感銘を受けますし、僕も応援していきたいです。」とコメント。
「『X』には無限の可能性という意味があるんですが、そこに向かって皆で力を合わせていけたらと思います。」とエールを送った。囲み取材では、登壇者で最年少の水泳・メイ選手(写真上)は「世界に通用する競技者に必ずなって表彰台に立っている姿を皆さんに見て貰えれば。」と語気を強めた。更にパラスポーツを通しての世の中の変化を求められ、「パラリンピック選手は、それぞれに身体の特徴を持っていて特徴を活かして自分なりのパフォーマンスを披露している。選手を通して皆が自分の個性や強みを活かしてやっていこう、というきっかけになったら良いなと思います。」と、二十歳とは思えぬ柔軟で立派なコメントを残した。
スポーツ面だけでなく、人間性の豊かさにも注目されたい。尚、新元号二年八月二十五日から九月六日の期間で行われるパラリンピック競技数は二十二。
撮影記事:岡本早百合
0コメント