SMBC系が無償で新「金融プログラム」、出前授業型

【金融教育報道】 令和四年四月四日にSMBCコンシューマーファイナンス(代取:金子良平)は、お金について学ぶ必要性を理解し、自ら学びに向かう意欲が高まる『アクティブラーニング型プログラム』を五テーマで制作した事を公表した。


氷河期世代・後期の「立命館小」正頭英和(癸亥)教諭が教育アドバイザとして協力。正頭教諭は「グローバル・ティーチャー賞 二〇一九」の上位十名に小学校教諭として日本人で初めて選出された。同社は、全国十一ヶ所にある「お客様サービスプラザ」を主体とし、平成二十三年より「プロミス金融経済教育セミナ」を開催している。


新プログラムは、同社の社員が講師を行う「出前授業」として無償で開催する。グループワーク中心のため、一クラス(五~三十五人程度)。対面型での開催を推奨。先ず、下記一の受講を推奨しているが、要望に合わせて開催可。


以下がプログラム。二~五では、お金との向き合い方やお金に対する 価値観等に関する対話と学びを通じ、将来に向かって自ら能動的に学びに向かう姿勢を育む。

  1. 何故お金について学ぶ必要があるのか;自分の暮らしや将来のライフイベントの実現に対する資金確保のシミュレーションを通じ、お金の知識・戦略の必要性を理解
  2. 貯める
  3. 借りる
  4. 育てる
  5. 稼ぐ


学び方は、「取り敢えず書いてみる」「ちょっと考えてみる」「皆で調べてみる」等のサイクルで、正解の無い問いに対して全員で参画できる新しい形のグループワーク型プログラム。


四月から高校の学習指導要領について「生きる力」をテーマとし、「持続可能な未来の創り手」の育成を目指した内容に改定された。「生きる力=生涯の生活を設計する力」の養成に向け、「家計管理」「リスク管理」の重要性を学び、「資産形成」の視点で金融商品の特徴を十代から学んでいく。


そして、ライフステージに応じた「生涯計画」を主体的に立てる力を身に付ける上で、お金に関する知識をより深く学ぶ事が必要となる。


また、同月から成年年齢が引下がり、十八歳から親の同意無く契約できる範囲が広がる為、より一層若い世代の金融リテラシの向上が求められる。こういった環境変化に伴う社会的要請に応えていく為に、従来までのお金に関する正しい知識が習得できるセミナの開催に止まらず、お金の学びを通じて将来の暮らしや社会に出て働いていく事と向き合う機会を提供したい。


画像:SMBCコンシューマーファイナンス㈱、学習指導要領「生きる力」/文部科学省

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