【美容・金融報道】 コーセー(4922.TP)は、令和四年四月八日に「慶大」理工学部システムデザイン工学科兼大学院医学研究科委員・満倉靖恵 教授との『脳波』と『ホルモン』作用に関する共同研究を本格始動する旨を発表した。
化粧品を使用した際の脳波の変化に加え、新たにホルモンの作用から心身の状態を捉える研究を進める。本取組みを同社が長年培ってきた知見と掛け合わせ、新たな美容提案や商品開発に繋げたい。
これまでに同社は、化粧品による心の変化をより精密に数値化する手段として脳波に着目。脳波信号解析の第一人者である靖恵教授との取組みを続けてきた。平成三十年にファンデーション塗布時の脳波解析から、「心地良い」「メイクをする事が楽しい」という心理的な効果の数値化等に成功していた。
靖恵教授の研究では、脳波として表れる心の変化がホルモンによって大きく左右される事が解明されつつある。一般的にホルモンは、一生を通じて心と身体の周期的な特徴や変化に大きく影響し、その心と体の周期的な特徴は性別・年代で異なるとも言われている。
今回、「美容が齎す肌・心・身体への作用」をより深く追究する為、靖恵教授との共同研究を本格的に開始し、脳波とホルモンの両軸の変化を捉え、新たな美容の力や可能性を明らかにしていく。その中で、顧客のライフサイクルを踏まえ、“個人”と“一生”に寄り添った研究の推進と独自価値の提供を目指す。
以下は、靖恵教授のコメント。
心の動きをリアルタイムに捉える事ができる「感性アナライザ」を使って、お化粧の行為をする事だけでストレスが徐々に低下する事を確認しました。
更に、手で肌に触れながら香りを嗅ぐだけでストレス低下だけでなく、「オキシトシン」が上昇する事も確認しました。
この様にコスメの力は無限大であり、昨今のコロナウィルスによって世界が変わり、落ち込んでしまった心を癒す効果もあるのではないかと考えております
画像:㈱コーセー
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