ERAがタレントの質の向上が必要と、芸能事務所を敵視しない

【社会報道】 平成二十九年十二月十三日に東京・新宿にて、芸能人の権利を守る日本エンターテイナーライツ協会(ERA)が設立記念シンポジウム『芸能界に交錯する光と闇』を開催した。


ERAは芸能人の活動や私生活を守る為、社会や法律(権利)に関する芸能人の知識向上を支援を行う団体。芸能人の地位向上に役立つ情報や提言を社会に広く発信すると共に、芸能事務所と芸能人の架け橋となり、芸能界を健全に発展させる事を目指している。



<止まらない相談>

 法律部分には業界案件に特化した弁護士が助力する。本年四月に立ち上げた同協会は定期的に勉強会を開き、イベントやシンポジウムを通して外部に発信している。相談数は立ち上げから八ヶ月で百件を超えた。


困ってても声が上げられないのが芸能界の現状と捉え、元SKE48で女優・ダンサの桑原みずき(壬申、写真上)と俳優・今野悠夫(己未)がERAとの架橋として活動している。今野は「僕の業界は困ってる人がとても多いので、物凄く来ます。」と相談が絶えない。一番多い相談内容は事務所の解約・解除トラブル。辞めさせない、移籍を認めないといった内容が相談の半数に迫る。



業界で生きる為に基礎的な勉強を

 自身で作ったチームのプロデュースを行うみずきは「私はタレントと雇う側両方の立場が分かるので、タレントの質が落ちてきているのが正直ある。事務所が悪いという段階では無く、勉強会を通してタレントに成りたい人や仕事が無いタレントに勉強する機会を凄く作りたい。」と、職業人としての基礎教育の重要性を指摘した。「普通の仕事してたら、分かる事が分かってない。」と述べた。


みずきは芸能界でしっかり生きてく為に必要なの能力に“コミュニケーション”を挙げる。事務所を含めてスタッフ等とコミュニケーションを取れなければ、次の仕事を獲得し難くなる。今野は「ちゃんと出来る人がちゃんと演者になる。」と、基礎の大切さを改めて言葉にした。本年は勉強会を行い、知識を強めた。五人いる共同代表理事の一人、河西邦剛(甲子)弁護士は「事務所とタレントの相互の発展を目指せる団体を目指す。」と来年に向けて意欲を示した。今後は権利保護・地位向上・セカンドキャリアの支援の三本柱で活動をしていく。来年以降は具体的に三本の柱を確立していく予定だ。


尚、同シンポジウムは二部制。一部では業界、二部では一般向けに講演を行った。


撮影記事:岡本早百合

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