【ビジネス報道】 令和四年四月十四日に東京・銀座にてバイドゥ(代取:張成煥)は、新入社員の入社時期に合わせて『逆新入社員研修』発表会を開催した。同社のキーボードアプリ「Simeji」は、若き世代の新入社員の考え方を他の世代に知って貰う事でコミュのきっかけにすべく、発表会に至った。
上司世代として「ぺこぱ(写真上)」のシュウペイ(丁卯)と松陰寺太勇(癸亥)、新入社員世代として女優・歌手の伊原六花(己卯)、一千万の登録者を有すTiktoker・女優の景井ひな(己卯)が登壇した。
Z世代とは小説「ジェネレーションX〜加速された文化のための物語たち/ダグラス・クープランド」に由来。Zに意味は無く、定義が未だに曖昧な米製マーケティング用語。
ハイムでは世代の記号化(知性の欠如)を避け、日本行政・社会情勢に応じた意味を為す世代名を使用している。Z世代は凡(オオヨ)そ「ゆとり世代・後期」と「脱ゆとり世代」。
世代間ギャップを認識すべく、六花(写真上)とひなが新入社員の考え方をぺこぱにレクチャ。Simejiは、中国検索エンジン大手である百度の日本法人の同社により開発、運営。DL数は五千万(令和三年十二月時点、バイドゥ社調べ)。
キーボードの着せ替えやエフェクト機能に加え、顔文字入力、アスキアート(文字・記号を用いた顔文字等)入力の様なユニークな入力キーボードで、きめ細やかな文字入力体験を提供している。
<アンケート結果>
トークでは「理想の上司」「上司にされて嬉しかった事」「上司にしたい有名人」を取り上げた。同世代が求める調査結果は下記。
理想の上司
- 仕事熱心で思いやりがある
- 失敗しても頭ごなしに怒らず原因を一緒に考えて修正してくれる
- 困った時に助けてくれる。理不尽な説教をしない
- 面白くて上司部下関係なく皆友達で、フレンドリな人
- 頼りになるけど気さくな人
上司にされて嬉しかった事
- 自分達の将来設計を一緒に考えて、悩んでくれた
- きちんとしたら褒めて貰い、ダメな時はきちんと叱ってくれる
- 誕生日に連絡くれた事
- メイクを変えた時に気付いてくれた
- 自分が苦手だった事が出来た時、自分の好物をくれた
上司にしたい有名人
- はじめしゃちょー(ゆとり前期、Youtuber)
- HIKAKIN(同、同・UUUM最高顧問)
- 水卜麻美(同、日本テレビアナウンサ)
- ムロツヨシ(氷河期前期、俳優・喜劇役者)
- マツコ・デラックス(同、タレント・コラムニスト)
- 櫻井翔(元嵐、氷河期後期、歌手・俳優)
- ひろゆき(西村博之、氷河期前期、実業家)
- 指原莉乃(ゆとり前期、プロデューサ)
- 新庄剛志(氷河期前期、野球監督・実業家)
- J.Y.Park(同、シンガソングライタ・音楽プロデューサ)
理想の上司について六花は終始頷き、「全部そうだなって思います。私、あのカリスマ的上司とかちょっと憧れます。尊敬するくらいキラキラ輝いてる上司とかも良いな。」とコメント。ひなは「凄い納得の調査結果だな。」と実体験を基に調査結果を振り返った。
松陰寺は「そんな人居るかなって、いうぐらい。」と驚きを隠せない様子。「そうですよね、そんな完璧な人居るんですかね。」と述べた。シュウペイも「一個でも入っていれば、良いくらい。」と同意した。
同サービスでは、定型文を一タップで入力出来る機能が付いている。就活やマナー、ビジネスシーンで使われる文章が予(アラカジ)め登録されている。イベントで登壇者がシーンに合わせて考えた定型文を無償で誰でも利用できる。期間は四月二十一日から五月九日まで。
=考察=
記者は社会人になって十年。「ゆとり世代」を一部代弁すると、理想条件を全て満たしている上司は居ない。そして一番恐ろしい事は、「自身らが挙げた理想の上司像」よりも、遥かに上のレベルを「自身が上司になった際」に求められる事。
自分なりに理想の上司像に近づこうと努力するも、社会のルールと育ってきた環境が大きく違う為に混乱・修正・葛藤を繰り返す。ゆとりはそこで大きく悩み、苦しみ、時には命を絶つ選択をする者もいるだろう。
今も尚、苦しみ続けている。上司は選べない。ぺこぱの言う通りで一つ当てはまれば良い方だ。理想の上司を追い求めて転職を繰り返しても収入が下がり、精神を病み、最悪“死”を選ぶかもしれない。その前に「理想の上司は居ない」としっかりと肝に据えて社会で生きていくことだろう。本当に自分を成長させてくれる上司は、厳しく、理不尽だ。
撮影記事:岡本早百合、画像:FPhime
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