【軍事報道】 令和四年四月六日に日本文化チャンネル桜(代取:水島総)は、動画『桜国防戦略会議「ウクライナ 本当の軍事情勢」』を配信した。既報。自衛隊は、国際法上の軍隊。
日本を護ってきた実績有るエリートシニア達の意見を若者・若手は学ばれたい。
十七日に共同通信は、世論調査を公表。ロシア(統領:ウラジーミル・プーチン)への経済制裁に関し、日本経済や暮らしに影響が広がったとしても「続けるべきだ」が七十三.七㌫、「続ける必要は無い」は二十二.一㌫。隣国である軍事大国への経済制裁は、戦争をリスクを高める。回答した日本国民は、その点を理解しているだろうか。
『露鳥戦争』について自衛隊だった用田和仁(壬辰)元陸将、渡部悦和(乙未)元陸将、矢野義昭(庚寅)元陸将補と矢野一樹(乙未)元海将の四名が語った。陸将及び海将は「中将」。後半は核武装に議論が及び、四名とも熱を帯びた。
<日本有事を考える>
以下は、渡部元陸将(画像上)。
- 米「民主バイデン政権」の第一目標は露「プーチン政権」の打倒
- 最終的には露を小国に、米中覇権争いで中国を倒す可能性(大国・露と組ませない)
- プーチンは『露鳥戦争』の停戦に応じられない
- 露鳥戦争を徹底的に利用する、欧州に米軍は必要とNATOが自覚
- 日本の安保は穴だらけ
- 改憲をやりましょう。金が掛からないんだから
- GDP対防衛費=二㌫は当たり前
- 陸海空と宙情電(宇宙・サイバ・電磁波)の全ての領域にて戦って勝つ状況にしなければならない
- 「専守防衛」は極めて消極的な国防方針⇒全領域で専守防衛なんてやっていたら、絶対に勝てないです
- 情報戦は物凄く大切ですよ。実際に日本は情報戦で負けている⇒『スパイ防止法』制定、『諜報機関』の充実を
- 情報戦の大切さへの日本人の自覚
- 国力={基本指標(人口+領土)+経済力+軍事力}×(戦略目標+国家意志)/レイ・クライン
- 超限戦の中の国家戦略目標は、後二十年以内に「世界一の国家」
- 先進国の中で日本が一番、「闘志(ファイティングスピリッツ)」が無い
- 国家・国民が戦う意志が無かったら、〇になっちゃう(上方程式)
- 『憲法』への「緊急事態条項」追加と九条改正
以下は、用田元陸将(画像上)。
- 米は中と競争・共存関係。紛争は管理
- 中露を分断させる事が大切
- 露をG8に再び招き入れる案
- 鳥は日本の敵対国(技術・装備・人材を中へ送っているので)
- プーチンは「中国包囲網」を加勢して作ってくれた見方も可(露印の連携等)
- 露の核戦力はぴか一
- 日本の中露「二正面作戦」が心配
- 中・習近平は急いで台湾を獲る必要が無い
- 今回に分かった事は「専守防衛」「非核三原則」は役に立たん。『憲法』九条で日本は護れない
- 今の「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」の作り方を止めろ。核を含んだ議論を一から
- 今の防衛予算の五倍;五.五兆円(本年度)×五=二十七.五兆円。中=二十六.三兆円(同)
- 紛争の芽を作るのは外交(外務省)
- 核兵器を自ら持つべきだ⇒核保有国同士は戦争しない(露鳥戦争へ米は参戦する気が無い)
- 米は中本土へ攻撃しない
- 今回、中は露へ貸しを作った
- 日本列島は自分達で護る、という体制を作れ
- 日本の情(サイバ)と電(電磁波)は良い所まで来ている。両領域は救世主の可能性があるが、予算不足。陸海空宙より安上り
- 政治家(主権者・国民)が決断しなければ、何を作っても一緒
- 自民党の公約「憲法への自衛隊明記」は、そんな時代ではない。軍隊を持って自衛権を行使する
- 日本国民に代わって引き金を引く
以下は、矢野元陸将補。
- 米・共和党系の「ナショナリスト(米国主義)」と米・民主党系の「グローバリスト(国際金融資本)」が米国内で熾烈な内部抗争
- 露の体制転換(レジームチェンジ)は良い事無い⇒これ以上、プーチンを追い詰めると“核”を使いかねない
- 露は二千発以上の短距離核(小型戦術核)を保有
- 米等の政治的・経済的利益の為に、世界を核戦争の脅威に巻き込む様な事をするのか(=キューバ危機の逆パターン)
- 米が劣勢と、米軍中枢や核戦略の専門家は分かっている
- バイデン下ろしの兆候が出ている。グローバリズムは、もう破綻した
- 露は一つの完結した世界(日本とは異なる自給自足国)
- 露は伝統的に追い込まれる程に、強力な指導者の周りに人民が結集する。露軍のクーデタは有り得ない。露の屈服は有り得ない。プーチン打倒も無い
- 現在の米は「全体主義(言論封殺等)」。米自体が変身する
- これ以上、日本が米鳥を野放しにすると、「(中露北)三正面作戦」に追い込まれて国家存亡の危機(日本領土分断)に⇒核武装しかない
- 抑止の本質は恐怖
- 改憲しなくとも、核は持てる(技術も既に有る)
- 『憲法』九条の政府解釈を変えれば、堂々と自衛目的の日本軍を持てる
- 日本の防衛力が低過ぎるのは、日本人の責任(主権者の現実逃避、次世代への責任転嫁)
- 政治家は国家・国民の為に命を捨てる覚悟を持て
以下は、矢野元海将。
- 核大国である露を追い込むのは危険な選択
- よくこの事態を視て、「誰が得をしているのか」「どこの収まっていくのか」等を分析し、日本の防衛体制の立て直しをしなければならない⇒露鳥戦争がチャンス
- 核戦争の恫喝をする体制の国が、日本の周りには三ヶ国
- 核武装につき、「議論す様な段階かよ。」と
- 問題は米軍(航空母艦や衛星軌道部隊)が来てくれるか。日本列島は二重三重に「大陸間弾道ミサイル」の射程内に完全に収まっている
- 米軍が来た場合に、昭和後期から平成時代の様に日本人は自衛を再び放棄しないか
- 人(他国)は助けてくれない。自分(日本)は自分でやるしかない⇒世界基準の防衛力強化に踏み切るしかない
- 日本は鳥の様に、即・防衛体制を構築できるのか
- 沖縄・尖閣諸島に限るのであれば、通常戦力の強化で十分
- 日本は中からの脅威に「何にもやってないんですよ」
- 「緊急事態条項/憲法」は自衛隊に制約が付けられる。元々、劣勢な部隊が手足を縛られる。軍隊としては、「防衛出動」を掛けるか否かだけに
画像:【討論】桜国防戦略会議「ウクライナ 本当の軍事情勢」[桜R4/4/6]/日本文化チャンネル桜
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