【政治論説】 年頭に今後四年間がチャンスである記事を公開した。日米と東京の変革期にチャンスが訪れる、という内容だ。
政治はビジネスを、生活を、人生を変える。平成二十九年は如何様であったか。東京では都議選で都Fが第一党となり、東京自民が史上最低の獲得議席数を記録。ドン・内田茂は引退を表明したものの、十二月に復活を声高に叫んだ。逆襲を始める。
日本は衆院選を経て、自民・公明は略維持したが、公明の完勝神話が終わった。学会婦人部離れが始まっている。一方の野党は立憲が躍進したが、共産は議席減。注目の的であった希望は安易な言動が重なって大敗。見る影も無くなった。
<日経平均三万円台>
米国は年末ギリギリに大減税法案を米議会で通り、法人税は二十一㌫となる。先進国きっての低税率だ。だがエルサレムの首都認定で国連やEU等が反対表明。日本は米国に追随し、イスラム教からテロ対象国になる可能性が出てきた。だが米経済は好調。ダウ等の記録は更新中だ。
日本は三十年が増税開始となる。消費増税を控え、市場の先行きは不透明だ。然しながら大納会は歴史的高値を記録。関係者は日経平均が三万円台、否、四万円台という日経平均史上最高値更新と息巻く予想も立っている。日銀総裁次第で、日米連動次第で上向いたり、下向いたりする。経団連会長も五月に変わる。
そして九月には自民の総裁選。一月二十二日に召集予定の常会で内閣支持率を上げれれば、続投か。下げてしまえば、次の総理か。
前回の戊戌は
日米と東京は変革中である。目下、東京は都知事の手腕が非常に問われる年となるだろう。東京が揺らげば、日本が揺らぐ。日本が揺らげば日米関係に支障を来たす。中国・ロシア・北朝鮮も目が離せない。三月は露統領選。それまでに北朝鮮が動けば、米国も動く可能性がある。
相場格言では戌年は笑う。十干・十二支では戊戌で「繁栄」「滅亡」の年でもある。前回の戊戌は昭和三十三年。東京タワーができた年だ。第一次岸内閣下の総選挙で「五十五年体制」になって初であった。そしてデフレに覆われていた「なべ底不況」から高度経済成長時代の好景気「岩戸景気」が始まった年である。
尚、本年は丁酉。前回は三十二年。岸内閣が発足した年。本年には第四次安倍内閣が発足した。今回の戊戌は何が起きるか。少なくともチャンスが訪れる。
(了)
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