女性活躍筆頭の百合子都知事は参考例

【社会考察】 平成二十九年は例年に比べ激動した年となった。年初、米統領にドナルド・トランプ(丙戌)が就任し、世界情勢が激変。戦争が起こりうる状況にまで発展。今まで日本国民とは縁遠かった危機的状況にある。


国内では、天皇陛下の譲位が決定して三十一年で「平成」が終わりを迎え、新元号に。国政では、既存の野党では無く、新たに立憲民主・希望が結党。SNSを主軸に昨年よりも国民の政治的関心が高まり、特に若手が選挙に関心を持った事が顕著に現れたと感じられる。


また、東京都が中心となって東京五輪・パラリンピック関連のイベントを開催。約二年半後の本大会への熱が徐々に高っている。特にパラへ注目度が上る。


 安倍政権が掲げた女性活躍。一時、勢いが減速。本年で勢いを徐々に取り戻した。女性活躍筆頭の都知事・小池百合子(壬辰)。年前半は都議会選で大きく指示を獲たが、後半は都知事兼国政政党の代表という二足の草鞋を履きこなす事ができず。女性がトップに立つにあたり、今後の課題を見せてくれたのではないだろうか。


昨年に比べ国内外とも、良くも悪くも世を騒がせる事柄が多くあった。国内での格差は経済のみならず、教育への格差が広がり続けている。一方で、自身の努力で高みを目指せる実力主義社会へと変化しつつある。実力といっても、圧倒的な努力に基づいた実力である。


実力主義社会にシフトしつつある現在。自身のものさしで測り続けば、格差の下位から脱出する事は不可能だ。自身よりも圧倒的に強者(上位者)のものさしで測り、認められる事で上位への昇華が可能。特に、女性活躍を臨む女性は注意されたい。現在の日本経済は男性の価値観が基盤。故に、男性のものさしで測られる。そこに、女性の一見解はあまり反映されない。日本経済において、女性自身の意見を通したいと望むなら、男性社会で男性に勝る圧倒的強者になる必要がある。“相手にもの申すには、先ず勝ってから(認められてから)”が基本となる。


撮影:岡本早百合

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