【ビジネス報道】 平成三十年一月十六日から十八日に東京・国際展示場にて第四回『ウェアラブルEXPO/リード エグジビション ジャパン』が開催され、昨年よりウェアラブル端末(W端末)を開発し始めたライフケア技研(代取:横井秀輔)が出展した。
同社はウェアラブル生体計測機器「熱中症予兆チェッカー リストバンド2」を開発。発汗量と脈拍数から熱中症を予兆するという製品。開発の背景には、温暖化の影響等によって異常高温の発生頻度が多くなり、作業中に熱中症を発症して医療期間に搬送される事例急増がある。熱中症の発生メカニズムに着目し、温熱性発汗による累積発汗量と脈拍の上昇の傾向から熱中症の予兆現象を検知。生体情報から個々への警告と管理者に通報する製品を開発した。本年は外で作業する職種とB2B提携し、作業員の体調管理(特に夏場)に活かす。報道現在も開発を進めている。現時点での最上目標は東京五輪で選手達への着用を目指している。
既存製品を順次ウェアラブル化
同社は既に発汗のみならず、皮脂・皮膚水分・睡眠・ストレス・アルコール等に関する試験パッチ「パチェック(写真上)」の開発に成功。今後は現在発表しているW端末に続いて「パチェック」も順次、W化する事を目論む。特に美容・健康に欠かせない皮膚・睡眠・ストレスのウェアラブル端末ができれば、美意識の高いユーザの必需品と成り得るだろう。
W端末とは装着型のコンピュータ搭載機器を指す。装着して利用でき、Wear(着る)とAble(〜する事ができる)から、Wearableと呼ばれる。多くのW端末は軽量で小さく、身に付けて使用できる。W端末を付けておく事で心拍数や体温、歩数、移動距離等の多くのデータを測定・収集。運動中も着用でき、自身の健康管理として活用する。スポーツ向けのデザインも多く、体重管理もできる為、女性の美容や健康管理にも向いている。スマートフォンとの連携が可能だ。セルフ マネジメントに欠かせない。
撮影記事:岡本早百合
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