皇位継承問題の打開策!「皇室会議」から『皇族会議』へ

【日本考察】 令和四年七月十一日に作家・小名木善行(丙申)は、動画『【日本のタブー】次代の天皇は誰に決定権があるのか/むすび大学』を公開した。小名木は参政党(代表:松田学)のアドバイザを務めている。


皇位継承問題につき、小名木は本動画内にて打開策を明示した。それは「皇室会議」を『皇族会議』へ戻す事。


前者は戦後の国家機関。『皇室典範』第二十八条以下に定める。後者は戦前の天皇の諮詢機関。GHQの内政干渉(国際法違反)により、変えされられた。両者の違いは議員。前者は主に国会議員で構成。後者は皇族で完全構成。



<非・肉親が決める束縛>

 一般のお家で考えれば、分かる。戦前までは天皇家の事は天皇家で決めていた。戦後は、天皇家でない者達が天皇家の事を決めている。一般のお家であれば、肉親で行く末を決める事は普通であろう。例えば、相続の内容を肉親ではなく、全く関係が無い非・肉親達が決めている事に、現在はなっている。


尋常ではない人権侵害だ。ただでさえ、皇族は「基本的人権の尊重」が皆無に等しいのに、自身達の家の事まで他人が意思決定。これでは血族の命そのものを握られているに等しい。


この点に小名木は警鐘を鳴らす。上図を参照に「誰とは言いませんけれど、この中の自民党以外のメンバ(議員)の中に『そもそも我が国に天皇という存在は要らないんだ!』という風な主張を明確に持ってらっしゃる方もおいでになる訳です。」と伝えた。



神武朝日本

 日本は二千六百年を誇る世界最古の国家であり、世界最後の帝国である。大日本帝国の民を国王の民「国民」ではなく、民衆の「人民」ではなく、天皇家の家族『臣民』とした。この栄誉ある名称もGHQによって消された。


天皇家は、現在の義務教育では略習わない初代・神武天皇(庚午)以来、百二十六代。戦前まで記紀(古事記・日本書紀)は、日本の正統・正式な国史だった。これもGHQが勝手に否定し、今では神話扱いされている始末。記紀の科学的根拠は、有志が立証し始めている。


現・英国も王朝名がある様に、日本にも王朝名がある。それが『神武朝』。天皇家が居なければ、日本ではない。天皇家が女系天皇に替わると、神武朝が途絶え、日本人ではなくなる。当然である。それ程に報道現在の皇位継承問題は危機である。




<譲位の自由、臣籍降下の自由>

 但し小名木の通り、『皇族会議』に戻せば諸問題は打開できる。戻すと何が可能となるのか。それは次代天皇を、肉親の決定で前例通りに一代限りの男系「女性天皇」も可能とできる事。現行制度で男系「女性天皇」が実現すると、反日勢力による皇室壊滅を可能となる(王朝交代)。


他にも、皇族を戻す事も国会議員に委ねなくて良い。肉親達で決める事ができる。女性皇族達には今とは異なり、ある程度の自由が開放され、基本的人権の尊重も幾ばくか、実現できるだろう。


小名木は女性天皇の即位につき、「女性の幸せを最初から全部捨てさせてしまう。」と危惧。終身天皇制に固執する必要が無く、先帝が行った譲位の様に、時代に合わせた天皇制を説いた(譲位の自由臣籍降下の自由)。当時、大手報道機関等は「退位」と称したが誤報。正確には「譲位」。意味がまるで異なる。



国政選挙で実現可

 そして実現方法につき、小名木は「一般の民間人の民意をしっかりと国政に反映させていけば、実現可能なんです。」と語気を強めた。これは事実である。皇室会議が全て決める現状は、民主主義と盾にした天皇家への単なる強制でしかない。


皇室典範は法律扱いなので、国会にて改正ないし廃止が可。この国の主権者は日本臣民なので、『衆院選』『参院選』において『皇族会議』へ戻す事を掲げる政党へ投票し、過半数を獲れば改正となる。


これも現在の若者・若手次第である。

天皇家に自由を。


記事:金剛正臣、撮影:岡本早百合

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