【政治考察】 令和四年七月二十二日にCCCマーケティング(代取:北村和彦)とTポイント・ジャパン(代取:長島弘明)は、学校総選挙プロジェクト『期待する政党は?』の投票結果を発表した。先の『参院選』に因むもの。
総投票数は一万四千票。投票期間は六月六日~七月十日。対象は全国の十歳~二十九歳の子ども・若者・若手。
以下が得票率の順位。括弧内は一位に対する割合。
- 自民党(―)
- 立憲党(二十九.五㌫)
- 国民党(二十五.五㌫)
- 公明党(十九.二㌫)
- 新選組(十八.七㌫)
- 維新の会(十七.四㌫)
- その他(参政党等、十三.六㌫)
- NHK党(十一.四㌫)
- 共産党(十.六㌫)
- 社民党(六.七㌫)
<期待する理由は?>
前回の学校総選挙の『衆院選』とも比較。ポイント減は自民党・立憲党。ポイント増は国民党・新選組・維新の会・NHK党。
以下は各党に期待する理由の一部。
- 自民党;岸田政権になって活発的に行動しているのが、TVやニュース等でよく見かけて、前までの自民党ではなく期待出来る(二十歳・男)。日々の行動から他の政党に期待ができない為、自民党が消去法で一番まもとな方だと思った(二十一歳・男)
- 立憲党;日本はまだ女性の地位が低い所があるけど、立憲民主党は党幹部の半数が女性なので期待できると思った(十四歳・女)。野党の中で数が多く、今の政治をより良く導く為に与党を厳しい目で精査して新しい政策を打ち出して欲しい(二十五歳・女)
- 国民党;各種の問題にただ賛成や反対しているだけでなく、具体的な意見で対応していて、その意見も納得の行く様なものが多いと感じた(十五歳・男)。積極財政な事、子どもへの投資に積極的な事、具体的な政策が多く信用できる(二十二歳・女)
- 公明党;若者向けのアンケートを実施するという事が書いてあって、若者の意見もしっかり聞いて、改善してくれそう(十五歳・女)。民衆の味方であり、自民党との連立政権に絶対に必要な存在な為(十九歳・男)
- 新選組;山本太郎さんの演説を聞いたから。若者の活躍をメインとした公約が多い(十八歳・女)。良い意味で現在の政治を壊してくれそう。新しい空気が通るだけでも違うのではないかと思う(二十歳・女)
- 維新の会;改革意欲があり、日本の古い政治を変えてくれそう。尚且つ大阪での改革実績がある為(二十一歳・男)。今までの慣習に囚われない新しい政策を執ってくれそう(二十二歳・男)
- その他;参政党。TikTok等で凄く誠実な演説の切り抜きを見たから(二十一・男)。今ある有名な政党は、口だけで実際に国民の為になる様な政治をしてくれなさそうだから(十九歳・女)
- NHK党;他の政党が具体的に何をしているのか知らなかったから(十五歳・男)。小難しい事を言われても投票率は上がらないと思う。様々な人の注意を引き、政治に興味をもって貰えるやり方に共感したから(十八歳・男)
- 共産党;平和や憲法改正反対を重視しているから(二十三歳・男)。街で見掛けたポスタの「ジェンダ平等」という言葉に注目した為(二十一歳・男)
- 社民党;女性が代表だったから。また、男女差別を無くす事に力を入れてる事に興味をもった(十四歳・女)。利益よりも国民の生活に寄り添う様な政策を掲げている様に感じるから(二十六歳・女)
子ども・若者は第二フェーズへ
上記の理由は主に「脱ゆとり世代」とその下の「法学世代」。「ゆとり世代」以上は、自身の当時の年齢との“政治リテラシ”の違いを知るべきだろう。主に政策を意識して投票しているものと、学校総選挙は分析。子ども・若者は、ポスタ選びの「人気投票」から「政策投票」へ移っている。
報道府は、十年前から若者・若手の政治リテラシの向上を掲げている。中堅・シニアの政治リテラシが低い為に、下の世代が不遇な環境に置かれている為だ。
その手段として以下の三フェーズに分かれている。
- 人気投票(若い世代の立候補の事実)
- 政策・実務能力投票(法務・財務・ITの知識)
- 正義投票(日本にとって最大の利益を追う)
現在は第二フェーズまで上がってきた。子ども達も政策等の具体を知りたがっている。YT「bizlinTV」の街頭演説動画から始め、現在では選挙前に各代表や候補者の演説動画が溢れている。「FPハイム」にて日本国の法務・財務を報じ続け、日本の財政に関する記事は、日々、数多の媒体が配信している。
目指すは第三フェーズ『正義』。どんなに人気があっても、どんなに能力が高くても、その者が売国しては損しかない。日々が苦しくなる理由は、これに尽きる。日本臣民を騙す様な悪は、永田町・霞が関に蔓延っており、駆逐する必要がある事は分かるだろう。
今回の対象以上である「ゆとり世代」「プレッシャ世代」「氷河期世代」は、先輩として後輩の政治リテラシに劣ってはならない。
記事:金剛正臣
画像:学校総選挙、FPhime
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