【芸能報道】 平成三十年二月十二日に東京・井の頭恩賜公園にて、R&B歌手・Crystal Kay(丙寅)が『東京二〇二〇ライブサイト in 二〇一八/東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、東京都』でライヴを行った。
東京第一弾の本イベントは東京大会の盛上げに向け、「平昌二〇一八オリンピック・パラリンピック冬季競技大会」の期間中に実施するもの。平昌大会の競技生中継や様々なオリンピック・パラリンピック競技の体験できる場だ。東日本大震災の被災三県や熊本県、区市町村と連携したイベント及び東京大会と競技に関わる展示、飲食販売等を行った。同イベントは平昌冬季五輪開幕を記念し、二月十日から三月十八日まで全国七カ所で開催する。
シンプルな黒のスタイルに黄金のライダースを合わせたKayは、三十分間のステージ内で計五曲を歌唱。ステージ上から発するKayの影響力は会場に訪れていた子どもからシニアまで笑顔にし、元気を与えた。二十七年に安室奈美恵(丁巳)とコラボしてリリースした「REVOLUTION」で歌い始めて「Boyfriend -partⅡ」、ビヨンセ等もカバーする往年の名曲である独・バンド「アルファヴィル」の「Foever Young」を披露。しっとりと丁寧に歌い上げた。
Kayは「私もオリンピックを観ていて、本当に勇気を貰うんですよね。世界中から色んな人が集まって頑張っている姿をテレビ越しですが、観て感動しています。今日は東京から日本の選手を皆さんと一緒に応援できて、とても嬉しいです。」と当日のステージへの想いを語った。その後、二十七年に放送されたドラマ「オトナ女子」の挿入歌「何度でも」を披露。曲終わりには「みんなの想い、届けー。」と平昌に向けてエールを送った。
今年で歌手活動十九年目を迎えたKay。来年でデビュー二十周年を迎える。「大好きな歌を十三歳の頃から歌えてきたのは、皆さんの支えがあってだと思っています。」と感謝の気持ちを述べて「これからヨボヨボになる迄、歌い続けたいと思いますし、二〇二〇年に向けて私も一杯歌を精一杯歌っていきたいと思いますので、引き続き宜しくお願いします。」と東京大会に向けて気持ちを新たにした。
そしてKayは「次が最後の曲です。皆一緒に歌える自信が私にある。」と前置きして観客を巻き込み、「ここにいる皆と一緒に歌いたいなと思います。日本で一番盛り上がっている公園にしてくれるかな。」と呼び掛けた。老若男女の観客も立ち上がり、十七年にリリースしたヒット曲「恋におちたら」を合唱した。Kayは幅広い世代に影響力を与え、笑顔にする歌手だった。
記事:岡本早百合、撮影:金剛正臣
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