内閣府と経産省が宇宙ビジネスへの投資家の入会開始|宇宙ビジネス投資マッチング・プラットフォーム(S-Matching)

【ビジネス報道】 内閣府(総理:安倍晋三)と経産省(大臣:世耕弘成)は、平成三十年二月十三日に『宇宙ビジネス投資マッチング・プラットフォーム(S-Matching)』の創設を決定し、入会の案内を開始した。新たなビジネス・アイデア等を有する個人・ベンチャ企業等と投資家・事業会社とのマッチングを円滑化する為の場となる。


今後、本プラットフォームを通じて、新たなビジネス・アイデアと投資家・事業会社との結び付きを強化し、ベンチャ創出・育成の為のリスクマネー供給の円滑化を支援する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本政策投資銀行(DBJ)と産業革新機構(INCJ)の三者が連携し、スペース・ニューエコノミ創造ネットワーク(S-NET)の一環として行うもの。宇宙ビジネス・アイデア・コンテスト「S-Booster」や「政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」等とも連携してビジネス・アイデア等の募集を行う。


具体的には、宇宙分野への投資に関心のある投資家・事業会社を募集。一定の審査基準を満たした投資家・事業会社は「投資家等グループ(担当者の氏名、投資関心分野等)」として名簿へ記載される。潜在的創業者・ベンチャ企業等は、本プラットフォームにて当該投資家等グループへビジネス・アイデア等を通年で投稿する。投資家等グループは直接、潜在的創業者・ベンチャ企業等に個別にアプローチし、詳細説明を求める事ができる。潜在的創業者・ベンチャ企業等は、投資家等グループの名簿を閲覧する事ができる。更に、投資家等グループは、自らの事業を行う上で必要な技術やアイデア等が必要な場合、国内の個人・ベンチャ企業等へ照会を掛けて幅広く提案等を募集する事もできる機能を検討している。


投資家等グループの支援内容は、ハンズオンや業務連携、技術協力、販路拡大、ビジネス・アドバイス等。また内閣府は本プラットフォームの会員になった投資家・事業会社の初期メンバの発表イベントを三月二十日に開催予定。個人・ベンチャ企業等からのビジネス・アイデア等の受付開始は、本プラットフォームが立ち上がる五月以降を予定している。


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