【ファッション報道】 平成三十年二月十五日に東京・代々木公園にて、モデルの星あや(乙丑)がデイザイナを務めるシューズブランド『YELLO/TOLMEIKA』の春夏コレクションを発表し、モデルやスタイリスト等の関係者を招待して展示会を行った。同社の代取はデザイン面のあやと経営面はアパレル業界で取締役等を歴任した岡崎淳の二代表制。ブランド創設は昨秋。初の春夏コレクションとなる。
報道現在でインスタのフォロワ数は既に一万二千を超えており、ファッションに鋭敏な芸能人やインフルエンサが情報を掴んでいる。同ブランドの特徴は大胆なデザインと履き心地だ。円柱や角柱の高いヒールにWクッションをあしらっている。今季は細身のヒールも目立った。シーズン テーマは「古い映画がみた未来」。現在よりも未来を描いた過去の映画等からみている未来。「レトロやノスタルジックな面がありつつも、過去が想像した未来。」と、あや代取(写真上)は説明した。現在を飛ばしている点がポイントだ。別時空の過去視点とも云える。
<低反発素材を使用>
スポーティ、SF、ファンタジ、スワロフスキ的な要素等を盛り込んだ。しっかりと輝く様にスワロフスキ的な部分ではふんだんに使用した。ヒールにインパクトがある為、その他の部位はやや華奢にSEXYにしている。「NAUGTHY(三類)」と名付けられたヌード色と透明ビニール系の組合せが絶品。どんな女性でも足元からエロスを放てるデザインだろう。「QUEEN BEE」等のパンプスのトゥに飾られたワンポイントは付け外しが可能。「GIRL OF FIRE」等の編上げの紐は艶があり、膝上で結ぶ。先端は金色の留め具で紐の太さとヒールの曲がったラインが絶妙だ。
「サンダルってどうしても、ブーツよりも足の支える範囲が少ないので。」とベースに低反発、その上にクッションのWクッション仕様。従来の上から甲を押さえつけるタイプでは無い点を強調した。最も踏み込める靴は「ASH MESH(三色)」。アスファルトの道でも足首を痛めなそう。
一つひとつにネーミング
最も特異な点は一つひとつの靴に名前を付けている点だ。例えば「ネバーエンディング・ストーリー(ATREYU)」や「ドラゴンボール(SHENGLONG)」、「スラムダンク(10)」、ゲーム「ヴァンパイア(MOLIGAN)」等から着想を得ている。名前を付ける理由を問うと、「黒編上げサンダルって(呼称が)何か面白くない。お客様やスタイリストさんと話をする時に、黒編上げサンダルをお願いしますって。」と、一般的な呼称でのやり取りに疑問符。一つひとつ名前を付ける事で「私達の会話が楽しく、可愛くなる。」と女性ファッションのコミュニケーションを革命する。
一方、岡崎代取に経営方針を聞くと「卸は一切やらない。」と言う。ネットを主軸にポップアップを年内に東京で三回、名古屋と大阪で一回ずつを考えている。展示会は六月の予定。直に手に取って試着できる機会は少ない。その分、「独自のマインドで。」とPV展開に力を入れたい。新作は伊・ランボルギーニと絡めている。
そして米国、中国、タイ等で既に商標を獲得している。海外展開も視野に入っている。売上げも好調の様子で「初月に関しては七割位、消化して。」と笑った。ターゲットは若者からシニアまでと広い。また同社のシステムも独自開発。SEの一面も岡崎代取はみせた。あや代取とは高校生時代からの友人。あや代取に女性にとっての靴を問うと「武器。」と一言、残した。
尚、春夏コレクションの展示会は二十三日と二十四日に大阪でも行う。
画像引用:yelloshoes_official/Instagram
撮影記事:金剛正臣
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