『S-Booster 二〇一七』の紹介動画を公開、大賞は年三千億円の経済効果

【ビジネス報道】 内閣府(総理:安倍晋三)、宇宙航空研究開発機構(JAXA、理事長:奥村直樹)及びスポンサ企業で構成された「S-Booster二〇一七実行委員会」は、平成二十九年六月のローンチから宇宙ビジネス アイデア コンテスト「S-Booster」を募って一ヶ月で三百を超える案件の提案があった。一次選抜を経てファイナリストは十五組に絞られた。


ビジネス アイデアをビジネス プランへと高める為、各分野のスペシャリストであるメンタ陣による三ヶ月のメンタリング制度が盛り込んだ。最終選抜は十月にプレゼン方式で行われ、実現性・収益性・革新性・発展性の四観点より「大賞」を一件、「スポンサー賞」を四件、「審査員特別賞」を二件選出。剛力彩芽(壬申)もゲストとして登壇した。三十年二月十二日に紹介動画を公開した。


「大賞」は松本紋子の「超低高度衛星搭載ドップラーライダーによる飛行経路・高度最適化システムの構築」 。これは衛星観測で大気の動きを検出し、航空機の飛行航路を最適化する提案だ。航空機の燃料を一㌫削減できると、一年間の経済効果が三千億円以上になる試算。使用するドップラ ライダは、周波数の変移により対象の移動速度等を観測する衛星搭載のレーダ。観測地点が少ない為に海洋上では風予測が難しかったが、衛星観測を用いて可能にした。


実現可能性と革新性を高く評価し、世界的な新市場開拓を期待する。紋子は「この大会は、自分の思う事を実現する場、実現に近づける場だった。メンタなど多くの方にアイデアを支援して頂き、実現へ近づく事ができました。先ずは応募するというのが重要なのかと思います。これからがスタートだと思います。実現にむけて進んでいきたいです。」と受賞の感想を述べていた。


画像引用・提供:S-Booster2017実行委員会

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