環境活動家・ディカプリオが出資したシャンパン『テルモン』は除草剤を使用しない

【ビジネス報道】 令和四年九月二十九日に東京・白金台にてレミー コアントロー ジャパン(代取:マヌエル・ロドリゲス)は、『TELMONT』新商品プレス体験会を実施した。


登壇したのは、シャンパーニュのメゾン 「テルモン」ルドヴィック・ドゥ・プレシ(甲寅)CEOと映画コメンテータで歌手のLiLiCo(庚戌)。テルモンには、ハリウッド俳優で環境活動家のレオナルド・ウィルヘルム・ディカプリオ(甲寅)も出資した。



<百年の歴史>

 テルモンは大正元年に葡萄農家兼ワイン生産者であったアンリ・ロピタルが、仏シャンパーニュ地方エペルネ近郊のダムリーに創業したメゾン。一世紀以上に亘り、代々受け継がれてきたクラフツマンシップとモットー「唯一無二であれ」で、妥協しないシャンパーニュ造りを続けてきた。


“母なる自然の名の下に(In Nomine Terrae)”という意識を全ての活動の指標にする「テルモン」が目指すのは、“自然(テロワール)への敬意と愛情を大切にしながら、次世代の為に環境を守る”という確固たる取り組み。


メゾンは、その力強いビジョンと品質のエクセレンスを追求しながら、自然環境への影響を最小限に留める為のサステナブルなアプローチで、シャンパーニュの新時代を切り拓いている。



完全「オーガニック認証」へ

 株主でもあるルドヴィックCEOは、テルモンが創業当時から理念としてきたサステナブルな取組みや商品開発背景について説明。「長い年月を掛け、完成した新商品を日本の地で皆様にご紹介できる事を大変誇らしく思います。テルモンだからこそ生み出せた最高の味わいを、より多くの日本の方々に味わって頂きたい。」と意気込みを語った。


テルモンでは報道現在で所有する二十四.五㌶の葡萄畑の内、約八十三㌫が「オーガニック認証」を取得済み。残りも申請中で、令和六年に全所有畑の取得を目指す。併せて、パートナ生産者の五十六.五㌶に及ぶ畑にも申請支援中。パートナ畑と併せ、令和十三年に百㌫の取得を目指す。


テルモンでは除草剤を使用しない葡萄栽培、手作業の動瓶や澱抜き等、前世代から受け継がれてきた方法を守ってる。


また、同ブランドでは環境へ配慮し、パッケージ等の包装を無くした。ボトルはシャンパンの気圧に耐えられるギリギリまで軽量化を行い、試行錯誤を繰り返している。ボトルの再利用は気圧に耐えきれない為、他企業でリユースを行っている。




<映画を鑑賞しながら必ずシャンパーニュン>

 環境推進先進国スウェーデン出身のLiLiCoはCEOと商品について聞かれ、「このイベントの前に、テルモンのシャンパーニュを二本飲みました。本当に二本あったかな?と思う程、あっと言う間に飲んでしまって、とても美味しかったです。」と、シャンパン愛を身振り手振りで表現。


会場が暖かい雰囲気に包まれる中、「年間二百本は飲んでいます。毎日がシャンパーニュ日和!」と、大好きなシャンパンと関わりを持てる事へ歓喜。


自身がシャンパーニュを飲むタイミングについて問われ、「映画を観る時は必ず飲んでいます。良い日には自分へのご褒美、寂しい、悲しい事があった日は自分を元気付ける為に。」とコメント。CEOは「フランスのナポレオン皇帝も、勝利の時は祝う為に、負けた時は自分を励ます為に必要だから、いつでも傍にシャンパーニュがあったそうです。」と紳士なコメントで返した。



発表会後には「八芳園」のディナーにテルモンのシャンパーニュを合わせるペアリングを実施。六種の料理に、六種のシャンパーニュを合わせた。日本の野菜や海産物と合う事に心底驚いた。同社は、ブランドロゴをあしらった箸もメディア参加者へ提供した。


テルモンのシャンパーニュは、他のシャンパーニュに比べ飲んだ後の“舌残り”が無く、日本酒の様に色々と併せて楽しめそうだと感じた。ディナー中に各テーブルへ足を運んだCEOは、顔をやや赤らめ皆がシャンパーニュを楽しむ姿を見て、終始嬉しそうにメディア参加者達と英語で談議していた。


撮影記事:岡本早百合

スライド:レミー コアントロー ジャパン㈱

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