【ファッション報道】 経産省(大臣:世耕弘成)は、ファッション政策懇談会を開いて「政策提言」を取り纏め、平成三十年二月二十三日に官民連携にて『若手デザイナー支援コンソーシアム』を設立する旨を発表した。同懇談会は、デザイナーズ ブランド育成の為の支援のあり方につき、昨年に同省が立ち上げた。
四回に亘って、ファッション業界の二十名の有識者からなる同懇談会を開催し、日本のファッション産業における課題を踏まえながら、若手ファッション デザイナが海外で活躍する為に求められるビジネス環境や課題を把握し、求められる支援について検討していた。
同懇談会にて議論・検討された「経営面」「ものづくり面」「販路/ビジネスモデル面」等の若手ファッション デザイナ支援策を官民一体となって実施していく為の枠組みとして本コンソーシアム』を立ち上げる。若手ファッション デザイナ支援を実施する事で、日本のファッション産業全体の活性化を図る事を目的とする。連絡窓口は同省。
本コンソーシアムは政府系機関や金融機関、業界団体、企業等が結集してビジネス展開を図る若手デザイナに対し、総合的な支援を本年以降で実施する。若手デザイナは、参加支援機関等から各専門性を活かした支援を受ける事ができる。
政策提言ではサプライチェーン(素材・生産関連企業、小売、メディア)も連動した業界全体の競争力の強化を必要とし、コネクテッド・インダストリへ向けての施策と協業推進のスタンスが重要性を説く。デザイナーズをビジネス規模によって「デビュー期(数千万円)」「中堅期(数億円程度)」「確立期(十億円程度)」の三つのステージに分けて支援を行っていく。
尚、若手デザイナの躍進の場である東京コレクションの中核イベント「アマゾン・ファッション・ウィーク」は十九日から開催される。
「若手デザイナー支援コンソーシアム」の発起人は略代取(企業名のみ)。
- 小松精練株式会社
- 株式会社海外需要開拓支援機構
- 前三越伊勢丹ホールディングス
- 東レ株式会社
- 一般社団法人ウィメンズ・エンパワメント・イン・ファッション
- カイハラ株式会社
- 株式会社高島屋
- 株式会社ユナイテッドアローズ
- gumi-gumi
- 源馬大輔事務所
- シャネル株式会社
- 株式会社島精機製作所
- 株式会社アシックス
- 株式会社ローランド・ベルガー
- 西川産業株式会社
- 株式会社オンワードホールディングス
- 株式会社TSIホールディングス
- 株式会社INFASパブリケーションズ「WWDジャパン」
- 株式会社エイガールズ
- ライフスタルアクセント株式会社
画像引用:経産省
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