学府ベンチャDB始動、二千社のデータを確認できる

【ビジネス報道】 中小であろうと大企業であろうと、学府の力は新規事業開発には欠かせない時代だ。経産省(大臣:世耕弘成)の調査により、学府のベンチャは昨年度の千八百四十六社から二百四十七社が増え、本年度は二千九十三社となった。そして平成三十年三月九日に本調査の結果を基に学府ベンチャのDBを構築して運用を開始した。


経産省は学府ベンチャのデータ把握を重要視している。「イノベーションの担い手」として高く期待される学府ベンチャの効果的な支援検討の為、二十六年度以降、毎年本調査を実施している。


学府ベンチャ内の大学関係者の役割については、「研究・開発の方針」「戦略への助言や技術的指導を行う者(技術顧問)」が六割と最も多い。次いで「経営方針・経営戦略の最終的な決定者(CEO等)」「研究・開発の方針」「戦略の最終的な決定者(CTO)」の順に多い。


学府ベンチャの業種は「バイオ・ヘルスケア・医療機器」が最多。順に「IT(アプリケーション、ソフトウェア)」「ものづくり(ITハードウェア除く)」「環境テクノロジー/エネルギー科学・素材等の自然科学分野(バイオ関連除く)」「IT(ハードウェア)」が並ぶ。


本DBでは学府ベンチャの基本情報や関連特許、人材、資金等の情報を掲載した。本DBで学府ベンチャと関連する事業者のマッチングを促進させて大企業やアクセラレータ、ベンチャキャピタル等から学府ベンチャへの人材や経営等の支援、リスクマネー等の資金の循環に繋がる事を期待する。報道現在では、情報を登録しているVB数は三百九十社。


0コメント

  • 1000 / 1000