ロボットが繋ぐアメリカから北アフリカへの片思い、映画『きみへの距離、1万キロ』

【芸能報道】 平成三十年四月七日より映画『きみへの距離、1万キロ/彩プロ』が公開される。監督は映画「魔女と呼ばれた少女(二〇一三)/同社」のキム・グエン(甲寅)。後者ではアカデミー賞にノミネートされ、第六十二回「ベルリン国際映画祭」の銀熊賞と主演女優賞を受賞した。


本作では遠く離れた地球の反対側から監視ロボットを通じて出会う男女の運命の恋を描く。既に第七十四回「ヴェネツィア国際映画祭」でフェデオラ賞を受賞している。出演は映画「シークレット・アイズ(二〇一六)/キノフィルムズ」のジョー・コール(戊辰)と美女役のリナ・エル・アラビ(乙亥)。


公開に際し、独創的なイラストが美しい漫画家・小林エリカ(戊午)が主人公の“運命の女性”を描き、「恋とストーキングは紙一重だけれど、運命の人というものが、今わたしがいるここからはどこか離れた場所で、わたしと今おなじこの時を生きているかもしれない、と想像してみることは、この世界の何かをほんの少し変えようとする力を与えてくれる。」とコメント。また各界の著名人からのコメントが寄せられた。


ゲーム「メタルギアシリーズ/コナミデジタルエンタテインメント」のクリエイタ・小島秀夫(癸卯)は「映画の誕生から百二十年、もはや"純愛物"はやり尽くされた感がある。しかし、本作にはこの手があったのか!と思わせる新しさがある。SNSやスマホによって人間関係が希薄になり、後退した現代で、最新技術が遠く離れた男女を"繋ぐ"。それが古典的な純愛物に、再び力を与えてくれる。本作はカナダから届いた、我々を繋ぐ『ブラック・ミラー』的『君の名は』だ。」と。


音楽クリエイタ・ヒャダイン(庚申)は「北アフリカの美しい描写、監視ロボットが機械のような人間のような。終盤にいくとわかる、原題”EYE ON JURIET”、なるほどな!とトキメキました。」とコメントした。


=STORY=

クモ型ロボットが見つけた、砂漠にたたずむ“運命の人”。

地球の裏側に、きみを見守るぼくがいる――それは、遠隔操作な片思い。


北アフリカの砂漠地帯にある石油パイプライン。そこで石油泥棒を監視する6本足の小さなクモ型ロボットを、遥か10,000キロ離れたアメリカ・デトロイトから遠隔操作しているオペレーターのゴードン(ジョー・コール)は最近、恋人のジャニーン(アレクシア・ファスト)と別れたばかり。上司のピーター(ブレント・スカグフォード)から勧められた出会い系アプリを試してみるも、ピンとくる出会いはない。そんなある日、ゴードンは監視ロボットを通して若く美しい女性アユーシャ(リナ・エル=アラビ)と出会う。彼女には、カリム(フェイサル・ジグラット)という恋人がいるが、親からは別の相手との結婚を強要されていた。そんな状況を知ったゴードンは、彼女を哀しい運命から救おうと、大胆な行動に出る・・・。


=クレジット=

きみへの距離、1万キロ

4月7日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

配給:彩プロ

© Productions Item 7 – II Inc. 2017 


画像提供:㈱彩プロ

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