日活ロマンポルノ『ラスト・キャバレー』が初ディスク化、主演かとうみゆきは十代で挑戦

【芸能報道】 平成三十年三月十五日に東京・赤坂にて日活(代取:佐藤直樹)は、『日活ロマンポルノ「ラスト・キャバレー」金子修介監督&主演かとうみゆきコメンタリー収録』を行い、記者に公開した。日活はロマンポルノが四十五周年を三年前に迎えた事により過去の映画作品を初ディスク化のBD、HDと再発の三類に分けて一昨年に八十本、昨年に六十五本、本年に四十本近くの作品をリリース。


昭和六十三年公開の本作は最後から数えて三本目。日活は「(石原)裕次郎も(吉永)小百合も(BDを)やってない。」と躊躇いを残しながらも、歴史ある作品群を初ディスク化する事に踏み切っている。後世に残す事を主眼としている。全てで一千本近い作品がある中から五分の一程度をディスク化する。同社の主要株主は報道現在で、日本テレビ放送網(代取:大久保好男)とスカパーJSAT(代取:高田真治)。



<新たな撮影手法を編み出した本作>

 本作は典型的であるが、ポルノと冠しても現代のアダルトビデオの様なハードコアではない。あくまでもドラマが主体で、出演女優が脱ぐ程度のもの。本作程度ならば、二十年前の民放のプライムタイムにおいてでも放映されていた様な内容である。


映画「ガメラ 大怪獣空中決戦(一九九五)/東宝」で「ブルーリボン賞」の監督賞を受賞した金子監督(乙未)は、本作でベットライト等の照明で撮影する等、現代では当たり前の手法となった革新的な撮影の挑戦を行った。全てアフレコである点、撮影監督という新たな職も導入した点もポイントだ。本作については「キャバレー、プラス女子校生ものは贅沢。」とコメントした。また「絡みがあれば、後は何をやっても良いのがロマンポルノ。」と当時の監督達を育てる風潮を振返った。



脱ぐ、脱がないに拘り過ぎている

 十六歳で芸能界入りした、みゆきは女子校生役で脱ぎや絡みを演じた。「Hシーンってアクションシーンみたいなもの。体当たりって意味で。」と表現。収録中も記者達の前でも昨今のS界における諸問題に関して「自分の意思でやって欲しい。」と語気を強めていた。更に「映画は忘れ去られていく。日活は特殊。」と三十年経ってのリリースに感慨深そうな表情をみせた。そして「日本は脱ぐ、脱がないに拘り過ぎている。」と現代社会を批判し、文化衰退へ警鐘を鳴らす。


「ロマンポルノは日本の財産。」と、みゆきはあるプロデューサに言われた。キリスト教国ならまだしも、日本はキリスト教国に合わせる必要は無い。当のキリスト教国でもネットの動画配信サイトでは脱いで絡みのシーンがある。それらを駆逐した結果、若手に学ぶ機会がアダルトビデオしかなく現在の様な少子化に遠因する事は容易に想像できる。若手こそに日活ロマンポルノを推したい。


尚、音声特典のコメンタリが入った『ロマンポルノ四十五周年記念・HDリマスター版 ラスト・キャバレー』はハピネットから六月二日にリリースする。


撮影記事:金剛正臣

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