安倍総裁「自衛隊を明記し、この状況に終止符を。」と|第八十五回 自民党党大会

【政治報道】 自由民主党(総裁:安倍晋三)は、平成三十年三月二十五日に東京・品川にて第八十五回『党大会』を開催した。連立政権を組む公明党・山口那津男(壬辰)代表と日本経済団体連合会・榊原定征(癸未)会長が登壇。先の平昌五輪「団体パシュート」で金メダル等を獲得したスピード スケート選手・高木美帆(甲戌)と歌手・谷村新司(戊子)がゲストであった。


安倍総裁(甲午)は二十分に亘り話した。開口一番に森友問題に関して全国の党員を前に「国民の皆様の行政に対する信頼を揺るがす事態となっており、行政の長として、その責任を痛感しております。改めて国民の皆様に深く、お詫びを申し上げる次第で御座います。」と、総理大臣として謝罪し、頭を下げた。当該問題を徹底的に明らかにして全容解明をする旨を伝えた。重ねて再発防止の為に組織を根本的に立て直す。


続いて党大会の開催及び昨年の総選挙への党員の努力に感謝を示しながら二回、深く頭を下げた。


安倍総裁は特に農林水産業に関して力を入れていた。自身が正月に帰郷した点を挙げながら「全国にある故郷、そして津々浦々の田園風景が美しい日本を形作っていたのではないでしょうか。それを支えるのが農林水産業です。」と話し、農林水産業が日本の誇りとして「若い皆様が自分達の未来を将来を、夢や希望を託す事ができる農林水産業に必ず変えて参ります。」と強く訴えた。現行の改革は、その為と述べた。


終盤では改憲にも言及。北朝鮮(最高指導者:金正恩)の危機と対話に触れ、自衛隊に関する「第九条についても取り纏めて参ります。」と意欲を示す。「彼らは国民を守る為に、その命を懸ける。しかし未だに残念ながら多くの憲法学者は彼らを憲法違反だと言う。結果、その記述が教科書にもあり、自衛官の子ども達も、その教科書で学ばなければならない。この状況に終止符を打とうではありませんか。」と九条への自衛隊明記への賛同を呼び掛けた。


尚、当日の午後にはバラク・フセイン・オバマ二世(辛丑)前・米統領と一時間半ほど会食した。


記事:金剛正臣、撮影:岡本早百合

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