若者・若手の『無理ゲー人生』のキツさと打開策

【人生考察】 令和の若者・若手は中堅・シニアと比べ、『無理ゲー人生』でしょう。無理ゲーとは難度が極端に高く、実現不可能な状態・課題の事です。


では、難度は中堅シニアより如何程に高いのでしょうか?打開策はあるのでしょうか?


先ずは、一律に若者若手へ設定されている前提から確認してみましょう。



人生設定

  1. 消費税=十㌫この分を毎年、貯蓄できません⇒中堅シニアは若者若手の頃に毎年、十㌫を取られていません
  2. 社会保障費消費税=二十㌫へ、その他「健康保険料」等が増額中(実質増税)
  3. パワハラ禁止(個人の権利が過剰);注意さえもされない為、「仕事のスキル(能力)」が上がりません=生涯ロースキル・低賃金・低生産性
  4. 出会い削減;コロナ自粛も含め、「他人と出会う機会」が平成時代から悉(コトゴト)く奪われました
  5. 兼業副業・女性活躍;副収入(インボイスで増税)と共働きでないと、子育てどころか自身の「人生百年時代」を生き抜けません


以上の設定より「若い内はやりたい事 何でもできるのさ(昭和四十九年)/西城秀樹」とはなりません。できたのは当時の若者若手。その環境をつくったのは当時の中堅シニアです。


現在の若者若手は歴史上、稀にみる超重税状態です。


一昨年には『国民負担率(税+社会保障費)』=五割弱、と過去最高を記録。これは最新データです。江戸時代の「五公五民」並みです。安土桃山時代の「二公一民」でも厳しいと歴史的には評価されています。飛鳥時代は三㌫です。現在の若者若手は日本史上、稀にみる超重税状態です。




女性負荷長大

 次に、令和の若き女性に押し付けられているもの。右項は現・中堅シニアの若き頃に無かったもの。


  1. 家事・家計管理
  2. 八時間/日の勤務;✖
  3. 自発性(法的要請);✖
  4. リスキリング・リカレント教育;✖
  5. 兼業・副業;✖
  6. 子育て(教育内容・費用の増);✖
  7. 介護(関連費用の増);✖
  8. 高等政治(財政、地方自治);✖
  9. 国防(男女平等により徴兵対象);✖
  10. 心の健康


上記は当然、令和の若き男性にも当てはまるが、現・中堅シニアの若き頃と比べ、若き女性の方が長大な負担増となっています。日々に覇気が出る訳がありません。


内、最大の負担増は六.「子育て」となります。現在は第四次産業革命(第四革命)下であり、世帯間の較差が更に広がってきている段階です。当然に、その影響を直に受けるのは子ども達となります。例えば、先の都知事によるコロナ自粛強要で、過去最高の子どもの自殺者を記録しました。




超詰込み教育

 現時点で最低限、子どもに求めているもの。下線部は露骨に成人後で影響するもの。


  1. 礼儀と節度(礼節)+道徳
  2. 算理社+英語
  3. 体育・音楽・図工+プログラミング
  4. 法学(憲法・民法)
  5. 論理思考(ロジカルシンキング)+批判的思考(クリティカルシンキング)
  6. プレゼン能力(資料作成を含む)
  7. 子どもの権利条約
  8. SDGs(環境問題やダイバシティ等)
  9. 子ども起業(マネジメント
  10. 小遣い管理(簿記、ファイナンス
  11. 情報リテラシ
  12. 元気溌剌(心の管理


キャパオーバーですが以上が、第四革命後に安定する人生の最適な子ども教育と言えます。子どもの人生は親の能力に差配されます。よって較差は間違いなく広がるでしょう。例え、以上をマスタしても、現状では、成人して待っている社会は消費税=二十㌫です。中国よりもGDPが低いので、現在よりも社会は悪化しています。


=原因と打開策=

 これらの『トリプル超過社会(=無理ゲー人生、超重税社会・女性負荷長大社会・超詰込み教育社会)』は、大人が政治を怠ったからに他なりません。法治国家の日本では、全てを法律・判例が決めているのです。法律を決めるのは国会と地方議会です。


この三十年間、GDP(国民所得)が上がらないのは、現・中堅シニアが政治を怠った、ないし勉強不足だったからです。国家経営の失敗です。未だに、理想ばかりを追い求め続けています。お金は増えず、人権だけは過剰保護になりました。


それは、「GDP(国民所得)を碌に上げずに増税一本を選んできた」という事です。民主主義である以上、政治家を選ぶのは有権者です。子どもに投票する権利はありません。子どもが大変なのは、有権者の親が政治を怠っている(遊び惚けている、理想ばかりを追っている)からです。


そして、日本のトリプル超過社会を望んでいるのは、「新共産主義者(グローバル主義者+共産主義者)」となります。



法律を変えまくる

 打開策は一つです。現実的に政治で法律を変えまくる事です。法律を良く変えまくる政治家へ投票し、真剣に応援する事です。自分自身と子ども達の代弁者がいなければ、自分自身が立候補するしかありません。理想を語る<現実に動く。ハイムをシェアする事も含まれます。


はっきりしている事は、「現・中堅シニアに任せ切っているからトリプル超過社会になってしまった」という事実です。中には、故・安倍総理や岸田総理の様に、本当に若者若手の事を考えて法律を作っているエリート達もいますが、少数です。


若者若手はハイムを日々、よく読み、学習し、知恵をつけていきましょう。


そしてトリプル超過社会を自分自身の周りから変えていきましょう。


次の大きな選挙は、来春の『統一地方選』です。諦めたら、悪化です。決して「政治を諦めないで下さい!/渡辺喜美(旧・みんなの党代表)」。


記事:京秦正法

画像:【話題作を解説】無理ゲー社会|「努力不足」と論破され、誰も助けてくれない時代/YouTube、FPhime

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