【政治報道】 令和四年十二月三十日に時事通信は、記事『義時の精神で新時代を 岸田首相、投資促進訴え 東証大納会』を配信。ヤフーにて「いいね」が一万を超えたコメントがあった。政治ニュースで一万「いいね」は稀有。
以下が当該コメント。
岸田氏の言う『新しい資本主義』の実態が明らかになってきました。国民に増税等で負担を掛け、民間企業に対しては『賃金を上げろ』と言いっ放しです。民間企業が賃金の引き上げをできる環境を作る事が政府の役目でしょう。
もし議員数の削減や議員の報酬額の減額等をし、議員としての特権を自主的に廃止すればまだ反発は少なかったかもしれません。岸田氏の言う『新しい資本主義』とは上級国民による富の独占や既得損益の死守に尽きるのではないでしょうか。
それはそれで『新しい資本主義』と言えますが。
また、政府は防衛費以外でも少子化対策の為に増税が必要だ、と言いますが、むしろ増税は少子化に拍車を掛けるのではないでしょうか。また、高齢者等の待遇を改善せずに金が無いと言う理由で増税をし続けるのであれば、日本の衰退は必至ではないでしょうか。
先ずは分配を
以下は、本ニュースにコメントした「法政大」白鳥浩(戊申)教授。専門は現代政治分析。
「成長と分配の好循環」の為には、先ずは「分配」を行う事が重要だ。そもそも投資を呼び掛けたとしても、その投資の原資がなければ投資できない。そうした原資を与える為にも、先ずは「分配」から行わなければならない。
しかしながら、岸田政権の政策には「増税」の文字が躍る。そうした「増税」は、更にその投資の原資を奪っていく。
昨今の物価高で、国民の中で余裕をもって投資を行える人間は限られてくるのではないだろうか。そうした「投資のできる人間」と「そうでない人間」に国民を分断する政策が良い筈はない。
岸田氏は国民全体が乗れるスキームを作る事が必要だ。
岸田内閣の実務
岸田内閣の否定的なコメントが殆どだが、中には岸田内閣の実務を評価しているコメントもあった。内、一部はハイムが報じている箇所に重なる。「スラッシュ」はGood対Badの比率(大晦日時点)。
- 世代間格差に取り組んでいる点で評価できます…高齢者は既得権益に執着せず、次世代の事、日本の将来の事を考えましょう/一対八
- 三十九兆円の経済対策を打ち出したのを覚えてないのだろうか…最近の岸田は割と適切に効果のある政策を打っていると思う/一対十二
- 少子化対策もそうだけど、兎に角金を循環させろって考えてると思う/三対一
- 半導体への政府の大規模投資、安全で性能が良い新規原発の開発、軍事関係企業へのサポート等の成長戦略の芽が見えて来ました/一対七
- 新NISAは本当にお得です。夫婦合わせて三千六百万円も投資ができ、利益及び配当分配金は非課税/一対四
政治のフィードバック
若者・若手が知っておくべきは、匿名制だと“感情論”が大勢を占める点だ。知性的な反駁もあるものの、やはり実名コメントが学習の面で有意義である事に変わりが無い。
内閣も仕事なので、各内閣が何を行い、何を行わず、如何様になったか?
このデータを各自が集積していき、政治の議論の俎上へ載せる事で、社会は良くなっていく。社会が悪くなっていっているのであれば、政治のフィードバックを主権者が行ってない事になる。上の世代はこれを大いに怠った。
特に政治=財政・財務なので、下旬から始まる常会「予算委(当初予算案)」に着目されたい。国会議員によるスキャンダル質問は論外である。低能な国会議員を知り、予算委から排除する。
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