≪詳報≫日本政府が『中国語フォント』を使用する理由

【政治報道】 令和五年二月二十四日に岸田総理(丁酉)が記者会見を行った際に、『記者会見掲示資料』をディスプレイに表示した。その配布資料では、一部で中国語を使用していた。総理の記者会見の資料では、正しい日本語フォントを使用している。


この点について内閣官房(長官:松野博一、副長官:木原誠二、磯崎仁彦、栗生俊一)へ問合せ、理由を問うた。


結論はデザインの観点より、『中国語フォント』を使用したとの事。内閣官房は、当該資料の中国語フォントを見ても違和感を感じなかった様だ。実際には中国語を認識してなかった。




<具体的な箇所>

 例えば、上スライドの「関連」を見てみよう。“連”の字が常用外になっている。部首はしんにょう。しんにょうの表記が明らかに異なる旧字体だ。その他のしんにょうも同じ。“連”の種別は常用漢字・教育漢字で、漢検七級。中国語では、“达”や“迁”等がある。


次に「防衛装備品の供与」の箇所であるが、日本語表記としては不可思議な点があるが、辛うじてデザインの範疇だろう。


次に「避難民」の“難”。中国語の「繁体字」であり、旧字体を使用している。“難”の種別は常用漢字・教育漢字で、漢検五級。



総理の資料に中国語

 こちらは決定的である。上スライドの“約”だ。スライドの表記は中国語の「繁体字」であり、旧字体でもない。完全な中国語である。「発電機」の“電”もおかしい。総理の記者会見のディスプレイとは、異なる事が分かる(画像最上)。


報道府は、日本政府の資料に中国語フォントを使用している点を指摘した。然しながら、「デザイン性」を強調し、その重要性を最初は理解できなかった模様。従って、パスポートの名前を例に挙げた。日本政府が発行する身分証明書の自身の名が、中国語フォントでも問題ないか?


  • 木原誠二:木原誠貳(繁体字)、木原诚贰(簡体字)


岸田内閣下の内閣官房は、SNS対策等で若者・若手が増えた模様。当該文書を作成した者は「中国人ではないと思う。」と内閣官房は答えた。挑戦的な姿勢は認めるが、日本国を貶める様な事を内閣官房がしてはならない。特に、行政府の長「内閣総理大臣」の関連文書は、日本国家として立法府・司法府と共に絶対である。



現場の挑戦的な若者・若手をチェックできる中堅・シニアが、内閣を補佐する内閣官房には必要ではないか?今のままでは、子どもへの漢字教育で示しが付かない。但し、報道応対は安倍内閣よりも優れていた。


言語の重大さを若者・若手へ伝える

 言語は民族そのものである。文化・文明は言語によって確立される。その為、第二次大戦前の欧米は植民地の現地言語を禁止・廃止。統治の為にスペイン語やフランス語、英語を強制し、植民地の過去の文化・文明を消し去った。それは、その国の現在の道路等の看板を見れば分かる。


日本国は漢字圏であるものの、支那(中国の前の国家群)とは一線を画し、片仮名や平仮名の発明で独自の文化・文明を発達させて現在に至る。当然に現在の中国語とも一線を画す。


言葉の乱れは心の乱れ



日本人と朝鮮人が失ってきたもの

 日本国にとって正しい漢字を、日本人が分からなくなれば、日本国の文化・文明を理解できなくなる。その前に、日本語を読めなくなってくる。日本語を分からなくなってくる。「併し」と「然し」では意味が異なる。第二次大戦までは判別できた日本語群が、現在の日本人はできない。


朝鮮は、歴史的に民族言語が漢字に負け、朝鮮の文化・文明を参照できない。現在の韓国人が歴史に弱いのは、自国の歴史をハングル文字だけで参照できないからだ。


日本語でも古語は難解だが、努力すれば、理解はできる。日本では建国(神武東征)の弥生時代まで遡れる。



祖先が繋いできた日本語

 依って、自国の言語を死守する事は、民族として絶対である。特に、今回の様に自国の公文書に外国語そのものを掲載して良い訳がない。日本国は世界最古の国家(=文化・文明)なのだ。


  • デザインが良ければ、日本語じゃなくても別に良いじゃん
  • 総理の文書にちょっと中国語があっても、問題ないでしょ
  • てか、どっちでも良くない?


内閣官房が、上記でないと信じたい。内閣官房の若者・若手には、その職務に敬意を表し、行政府を補佐する組織の者として中国語ではなく、祖先が紡いできた日本語を大切にされたい。


記事:金剛正臣

画像:内閣官房、スライド:記者会見掲示資料/同



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