「サイバセキュリティ防衛」に『ChatGPT』を活用する方法をソフォスが公開

【ビジネス報道】 令和五年三月二十七日に「Cybersecurity-as-a-Service」を開発・提供するグローバルリーダー企業の米・ソフォスの日本法人(代取:中西智行)は、ChatGPTフレームワークの言語モデル『GPT-3』をサイバ攻撃の防止に活用する方法に関する新しい研究結果(翻訳)を発表した。


最新のレポート「サイバ防衛へのAI言語処理の適用」では、同社の専門家チームがGPT-3の大規模言語モデルを使用して開発したプロジェクトの詳細について説明。


本レポートでは、セキュリティソフトウェアのデータセットにある悪意のある挙動の検索を効率化し、「スパムフィルタ」の精度を向上し、「環境寄生型バイナリ(LOLBin)」攻撃の分析を迅速に行う方法について詳述している。



GPT-3の機会

 OpenAIが昨年十一月にChatGPTを発表してから、新テクノロジの潜在的なリスクを同社は懸念。


例えば、同AIをマルウェアの開発に悪用したり、サイバ犯罪者が信憑性のある様なフィッシングメールを書く事を支援する可能性について懸念。


しかし、以前から同社は、AIを敵ではなく味方として捉え、同社の基幹テクノロジとして活用。GPT-3についても、防御に活かす為の取組みを進めてきた。セキュリティ コミュニティは、潜在的なリスクだけでなく、GPT-3が齎す潜在的な機会にも注目する必要がある、と主張する。



また、「ソフォス脅威レポート 二〇二三年版」では、サイバセキュリティに影響を与える可能性のある脅威と傾向について解説している(最下部)。


画像:Sophos

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