「宇宙事業にもっと予算を」、堀江貴文が宇宙事業の重要性を指摘

【社会報道】 平成三十年五月二十六日に東京・後楽園にて、デアゴスティーニ・ジャパン(代取:谷健二)は『JAXA・津田雄一氏×堀江貴文氏スペシャルトークショー』を開催した。同社は、六月に小惑星「リュウグウ」に到着し、活動を開始する小惑星探査機「はやぶさ2」の応援する為のプロジェクトとしてトークショーを実施した。


トークショーでは、「はやぶさ2」プロジェクトの指揮官という要職にある津田雄一(乙卯)と民間宇宙開発事業を牽引する堀江貴文(壬子)が「はやぶさ2」プロジェクト及び宇宙開発事業について、それぞれの立場で熱く語り合った。


 JAXAからの直接指導により忠実に再現された十分の一スケールの「はやぶさ2」の完成模型も登場。実物をリアルに再現した模型を見て堀江は興味津々。同シリーズは、毎号付属のパーツを組み立てると、本年に小惑星「リュウグウ」に到着予定の小惑星探査機「はやぶさ2」が完成するマガジンシリーズ。全三十号を揃える事で、精巧で重厚感のある「はやぶさ2」が完成する。


模型は完全オリジナル。質感に拘ったメタルボディと遊び心を刺激する実機さながらのギミック。太陽電池パネルやXバンド中利得アンテナ等は実機と同じ角度で動かす事ができ、ローバやターゲットマーカ等は着脱可能。イオンエンジンや各種ランプはLEDで点灯。大きさは幅六十㌢、奥行四十二.三㌢、高さ十二.五㌢。マガジンは現在予約受付中。特設サイト上での申込数が五千件以上で初めて商品化されるクラウド ファンディング形式だ。CFは同社初の販売形式。報道現在であと二千件となっている。


 堀江(写真上)は「はやぶさ2」の活動について「是非、大成功させて欲しい。はやぶさ2が成功して、はやぶさ3、4の時に僕達のロケットで打ち上げられればと思う。」と自身の事業精度を高め、より宇宙開発事業に貢献する姿勢だ。「はやぶさ2」は六月下旬から七月上旬に目的の小惑星リュウグウへ到着する予定。「イオンエンジンは今のところ順調に運転。六月上旬にエンジンの連続運転が終わった後は、カメラで小惑星の方向を撮影しながら化学エンジンで距離を詰めていき、小惑星まで二十㌔の場所に横付けする予定。」と津田は今後について説明した。


堀江は、津田も関心する程に詳しい小惑星や惑星間探査に関する知識を基に、「リュウグウはC型(小惑星のタイプの一つ。炭素や水が多く含まれると推定されている)とされているが、どんな星か目星はついているのか。」「イオンエンジンって凄い技術だと思う。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の予算は米航空宇宙局(NASA)の十分の一しかないのに、こんな凄い技術がよく研究できたと思う。」と、津田に質問攻め。MCを圧倒し、如何に堀江が宇宙についての学びの姿勢が印象的だった。


 津田(写真上)は現状ので回答できる範囲で全て丁寧に回答。堀江は特に、宇宙事業の予算について何度も指摘。「宇宙探査に関わる大きな問題は、打ち上げロケットの費用が高い事。安い費用でバンバン打ち上げられれば、イオンエンジンの様な世界初の技術をどんどん試せる。大学の研究室レベルで簡単に軌道に打ち上げられるロケットがあれば、技術が物凄く進化すると思う。僕らは正に将来の恒星間航行を目指している。」と答えた。「宇宙開発は何と言っても予算。JAXAに予算をもっとつけて欲しい。更に、ぼくらが打ち上げロケットの費用を安くする事に成功したら、はやぶさ2の後継機に繋がる新しい技術開発を後押しできるのではないかと思う。」と提案した。


撮影記事:岡本早百合

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