十月に新展『農業 脱炭素・SDGs EXPO』

【ビジネス報道】 令和五年十月十一日より千葉「幕張メッセ」にてRX Japan(代取:田中岳志)は、第一回『農業 脱炭素・SDGs EXPO』を新規開催する。同社主催の「農業WEEK」内。


新展には、CO2削減製品や有機肥料等の持続可能な農業を実現する為の製品が出展する。報道現在で、既に十七社が出展を決めており、初回から七十社の出展を見込んでいる。


農業WEEKは、平成二十三年より開催。日本最大の農業・畜産の総合展(同種の展示会との出展社数の比較)。



<出展対象>

 来場対象者は農業法人・農家や農協、畜産農業法人、施工業者、資材店、新規参入企業、自治体等。出展対象は以下等。


  • 暖房機
  • ヒートポンプ
  • 空調機器
  • 施設園芸資材
  • 有機肥料
  • 畜産向け製品
  • 自動運転技術
  • 減農薬栽培
  • 営農型太陽光発電システム


近年、農業分野における脱炭素・SDGsへの取組みには、異業種の企業も参入。米マイクロソフトは、農業AIの提供を通じてCO2削減に乗り出した。



国内事例

 花王は、海面制御技術を活かして「アジュバント(機能性展着剤)」を開発。アジュバントとは、農薬を散布する際に補助剤として用いられるもの。高性能なアジュバントの利用は、農薬の使用量を減らす事に繋がる。


自動車部品大手の愛知製鋼は、バイオスティミュラントの一種である「鉄力」シリーズを製造。バイオスティミュラントとは、高温・低温・乾燥・塩害等の植物への非生物的ストレスを補うべく、植物へ何らかの作用を齎し、植物自体の抵抗力を強化する為の資材。


新展では、異業種参入する企業の出展も歓迎している。



中央政府の農業戦略

 また農水省は、令和三年に食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定。


本戦略の中で、令和十二年までに「省エネなハイブリッド型園芸施設」を五十㌫にまで拡大する事、「化学農薬使用量」を十㌫低減する事と「化学肥料使用量」を二十㌫低減する事を目標としている。


更に、「スマート農業産地展開支援」の事業実施に必要な機器等のリース導入に要する経費や地域の再エネ資源を活用した「地域循環型エネルギシステム」の構築の為の設備導入等には、助成金も交付する。


画像:RX Japan㈱

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