【社会報道】 皇太子殿下(庚子)は平成三十年六月九日に皇太子妃殿下(癸卯)と共にご結婚満二十五年(銀婚式)に際しての文書の回答をなされた。
まず皇太子殿下は「時の流れの速さを感じると共に、感慨深いものがあります。」と始められ、妃殿下と多くを経験して助け合い、愛子殿下(辛巳)と「安らぎのある温かくて明るい家庭を築くことを心掛け。」と家族の絆に有り難さを実感された。
夫婦円満の為に心掛けられた事には相手を思いやる事、相手の立場に立って物事を考える事、そしてよく話し合いって大変な時にも「笑い」を生活の中で忘れない様にする事を挙げられた。問われた点数に関しては、結婚十年の折の「努力賞」「感謝賞」のW受賞に加えて銀メダルを贈りたいと答えられた。併せて両陛下への心からの感謝を伝えられた。
妃殿下は二十五年間、傍で皇太子殿下に支えられた事への感謝の気持ちを話された。妃殿下も同じく感慨深いと表現。この間の自然災害に触れ、「私達にとりましては他人事ではなく、深い悲しみを覚えました。」と話され、同時に困難を乗り越える姿に希望と勇気も頂いたとされた。皇太子殿下とは「少しでも殿下のお役に立てます様、努めて参りたいと存じます。」と強い意志を込められた。そして両陛下に深い感謝をされた。
<象徴天皇の役割を果たす>
来年五月一日の御代替(みよが)わりに関して、皇太子殿下は両陛下へ感慨と敬意の念を覚えられ、「国民の幸せを願い、一つひとつの公務に取り組んで参りたいと思います。」と答えられた。次の時代の皇室には、伝統を継承しつつも象徴天皇の役割を果たす事が大切とされ、新たな公務にも意欲をみせられた。国際親善や文化交流、若い人達との交流も大切にされる。
妃殿下は「これからの日本や世界の人々にとって何が大切になってくるのかという事について、皇太子殿下とご相談しながら考え、世の中の事に関わっていく事ができればと思っております。」と答えられた。
最後に家族について皇太子殿下は時代で変わるとされながら、「家族の根幹を為すもの、それを私はお互いへの信頼と尊敬・尊重の気持ちだと思っています。」と不変の部分を述べられた。妃殿下は日々の愉しみの分かち合いや支え合い、喜びの分かち合いができる存在を家族とされた。また動物も家族の一員と話された。
画像引用:宮内庁
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