性教育の従事者向け『withセイシル』ローンチ

【教育報道】 令和五年六月二日にTENGAヘルスケア(代取:間野洋平)は、性教育従事者向けにプラットフォーム『withセイシル』を開設した。


中高生を中心とした十代向けの性教育サイト「セイシル」に続き、新たに性教育従事者向けのプラットフォームを立上げ、教育現場で使用できる教材の提供や性教育に関するコラムの発信等を行う。


併せて、仏パリ市が開発した「デートDVチェッカー」の日本語版を、パリ市公認で日本初製作。新プラットフォームにて配布を開始した。




<新プラットフォームの特徴>

 同社は、令和元年よりセイシルを運営。助産師資格や教員免許を有す社員が、中高・専門学校にて性教育授業を実施したり、養護教諭や体育教諭への性教育に関するヒアリングも重ねてきた。


諸活動を通し、教育者が「自分も教わっていない中で、性について教えるのが難しい」「どこに正しい情報が在るのか分からない」等の悩みを抱えている事が分かった。報道現在で、教員養成課程の中には性教育に特化した必修科目は存在せず、地域や学校によっても性教育の内容に差が生まれている。


以下が、新プラットフォームの特徴。

  1. 性教育の啓発として配布できる印刷物の注文
  2. 性教育の授業で使用できる教材のダウンロード(近日導入予定)
  3. 授業や講座にて使用したり、配布したりする為の避妊具の注文
  4. 性教育実践事例、性教育関連の最新情報等のコンテンツ閲覧



生命の安全教育

 四月より「性犯罪・性暴力対策の強化の方針/文科省」に基づき、子ども達を性暴力の被害者・加害者・傍観者にさせない為の教育として、「生命の安全教育」が全国の学校で本格開始。


文科省は教材と手引きを公開しており、「プライベートゾーン」「他者との適切な距離感」「デートDVの危険性」「性暴力の被害にあった際の適切な対応」等、発達段階に応じて指導を行う。


平成三十年に都教育委が実施した性教育の実施状況調査結果で「教員は、性教育について自信をもって指導している」との設問に「あまりそう思わない/思わない」と回答した学校は約半数に。また、「性教育を行う際に、都教育委等から医師等の外部講師を派遣して欲しい」には、「とてもそう思う/そう思う」と回答した学校は八割だった。


画像:㈱TENGAヘルスケア、東京都

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