人間国宝・坂東玉三郎が演じる美女二人のシネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月/楊貴妃』は一月

【芸能報道】 平成三十一年一月十二日よりシネマ歌舞伎『沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)/楊貴妃/松竹』が全国で公開される。協賛は伊・ブルガリ。五代目・坂東玉三郎(庚寅)が演じる、強く・美しい二人の女性の物語。坂東は「重要無形文化財」の保持者で人間国宝。


『沓手鳥孤城落月』は二十九年十月の歌舞伎座公演を撮影。十七世紀初めに江戸幕府と豊臣家との間で行われた合戦「大阪夏の陣」が舞台。栄華を誇った豊臣家没落の中で心を乱しながらも、秀頼の母として気品と貫録を示す淀の方を玉三郎が演じる。淀の方は浅井三姉妹の一人の茶々。秀吉の側室で秀頼は二人目の子。一人目の子は一歳で死亡している。


出演は坂東、中村七之助、尾上松也、中村梅枝、中村米吉、中村児太郎、坂東亀蔵、坂東彦三郎と市村萬次郎。


『楊貴妃』は二十九年十二月の歌舞伎座公演を撮影。絶世の美女と謳われる楊貴妃。絢爛な髪飾りと京劇風の衣裳に身を包んだ玉三郎が魅せる、気品と華やかさ溢れる舞台。楊貴妃は八世紀、中国唐代の皇妃。世界三大美人、且つ古代中国四大美人の一人。当時の玄宗皇帝が楊貴妃を寵愛し過ぎて、大反乱のきっかけになったとして「傾国の美女」とも呼ばれる。


出演は坂東と市川中車の二名。


製作・配給:松竹株式会社

写真:岡本隆史


画像提供:松竹㈱

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