群馬・高崎が仕掛ける若者の地域離れ防止策

【社会報道】 平成三十年七月二十七日に群馬・高崎(市長:富岡賢治)は、インスタグラムを通して発信していくWebサイト『#インスタグンマー高崎』を開設した。企画背景には、若者の地域離れ加速の社会問題がある。


「住民基本台帳人口移動報告(二十九年)/総務省」によると、東京圏への転入者が転出者を上回る「転入超過」は二十二年連続。群馬及び高崎でも人口は年々減少しており、当該地域離れの問題を解決したいという思いから企画した。

 本サイトは、市内の高校生とプロのカメラマン・ライタで編成された「インスタグンマー高崎製作委員会」が運営する。同市の一見平凡な風景でも、よくよく見ると面白い、じわじわくる、そんな風景を「じわジェニック」として写真を投稿していく。一般ユーザも「@instagunmer」に向けて「#インスタグンマー」「#高崎」のハッシュタグを付けて投稿すると、サイト内に表示される仕組みにした。


他にも、投稿されたじわジェニックな写真の撮影場所を全てマップにプロットしていく「インスタグンMAP」や「フリーグンマー素材」、月に一回最もじわジェニックな写真を選ぶ「インスタグンマー・オブ・ザ・マンス」等のコンテンツを用意する。インスタグンマー・オブ・ザ・マンスでは、委員会が独断と偏見で選考して表彰。今月の一枚に選ばれたユーザには、インスタ映えに自信をみせる“映えダルマ”をプレゼントする。


八月に「高崎観光特使」に任命され、活動をしているファッションモデルのJOY(乙丑)は以下の様にコメントした。

地元・高崎市が新しいプロモーションを始めると聞いて、すごく楽しみです。
高崎市にある「あれ、なんかおかしくない?」というような風景の面白さが、これから皆さんにじわじわと伝わっていくと思うと、高崎観光特使としてとても嬉しいです。
僕も、“じわジェニック”な写真をとって高崎市ならではの魅力を伝えていきたいです

画像提供:群馬県高崎市

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